花の四日市スワマエ商店街

表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

稲葉三右衛門翁の碑

2021年04月23日 | レモン色の町

稲葉三右衛門翁の銅像は、今もJR四日市駅前から港を望む形で立っている。四日市祭りの冒頭に開かれる商品祭を前に、先ず稲葉翁に献花式が行われ、お祭りが始まる。

銅像の後ろに次の文章が刻まれていた。

四日市の先覚者 三右衛門翁は天保8年岐阜県高須町に生まれ のちに中納屋家の稲葉家をついだ 早くから四日市港の不備を憂い 明治6年その修築に着手し あらゆる苦難に耐え 巨大な私財を投じ 同17年遂にこれを完成して四日市港発展の礎を築いた 功により明治21年藍授褒章を賜わった

昭和2年翁の先見の明と不屈の精神をたたえ昌栄橋畔に銅像を建設したが太平洋戦争の為に供出された

今回この再建にあたり17万市民の絶大な協賛によって四日市駅頭に再び翁の偉容を仰ぐことができた

これは翁の遺徳によるとともに市民の喜びである

昭和31年11月文化の日 光城 書 ㊞

建設委員 伊藤伝七・浜田弥平・吉田勝太郎・九鬼紋七・山本三郎・市教育委員会 とつづく

昭和32年の週刊朝日から 整地されたばかりの中央通り 四日市駅もできていない通りの真ん中にぽつんと稲葉翁の像が立つ まず初めに銅像ができたようです

昭和32年3月17日撮影

※ 余談になりますが 左衛門は<ざえもん>と読みます。右衛門<うえもん>と読まずに<えもん>と読む。これは <うゑもん>と書いてゑの字を<ううぇもん>と発音するので 読みやすく省略された と、確か聞いた記憶があります。ほんまか?