花の四日市スワマエ商店街

表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

講和記念大博覧会しおり⑦

2021年04月09日 | レモン色の町

講和記念博覧会のことは、1年前に詳しく書いている。

2020年4月のブログ記事一覧-花の四日市スワマエ商店街 (goo.ne.jp)

2020年5月1日のブログ記事一覧-花の四日市スワマエ商店街 (goo.ne.jp)

2020年5月2日のブログ記事一覧-花の四日市スワマエ商店街 (goo.ne.jp)

で、抽選会のことを書いて終わりとしたい。

<抽選会>

4月20日午後1時野外劇場ステージにおいて2万余人の観客を前にして挙行、抽選はミス四日市博のオール出演によって実施された。当選を夢見た入場者は、手に汗を握り固唾を呑んで、放たれた矢の示す数字に吸い付けられ、水を打ったような静けさである。矢がある数字に当たるとたちまち一転して巻き起こるざわめき、実に名状すべからざる光景であった。抽選は3等から2等、更に1等へと進展していく。観客の祈りと希望を乗せて繰り広げられた。約1時間に亘る抽選会も拍手と喊声(かんせい)裡に無事終了したのである。

<景品>

前売り入場券に景品券を添えたことは、最近多く用いられる商法であって、一般大衆の関心も強く反映しているので、今回もその方法を採用してその購買意欲の昂揚を図ったのである。これには予算千五百万円を計上したのであるが、尚多くの不足額を生じたので、各種有力会社を初め個人商店及び農機具出品者よりも多大の寄贈を得て盛り沢山な景品を得たことは感謝の外ない。

 全会期中景品陳列場を第一会場内に設備して展観したが頗る狭隘(きょうあい)を感じたので更に第二陳列場をその向かい側に設けたのである。景品は次の通り

1等:全線優待乗車券付き三大鉄道株(近鉄・名鉄・三交)2千株→4本

2等:A賞 北海道温泉空の旅御招待精米機(が付いている招待券か?)→4本

   B賞 高級電蓄、高級ミシン、冬外套、高級カメラ、嫁入道具、精米機、脱穀機、茶ダンス→6本(景品は8品集まっているのに6本?)

3等:熱海温泉アベック御招待、投資信託一口、高級腕時計、純毛洋服地一着分、高級紳士靴、野球道具一組(1チーム分?)、脱穀機、カルチペーター(?)、動力藁切機、焼酎一亀、豚一頭、その他→20名

4等:A賞 定期預金(千円)、銘仙(酒か?)、洋傘、硫安(?)、椅子、電気スタンド、清酒、ナイロン手提袋、醤油(5升)、鏡台、唐箕(?)、カラスキ(?)、噴霧器、除草機、置時計、その他

   B賞 醤油(三升)、ワイシャツ、ハンドバック、学用品セット、姫鏡台、果物セット、婦人サンダル、旅行用セット、茶摘みバサミ、鎌、過リン酸石灰、その他

5等:タオル、高級石鹸、ほうじ茶、靴下、ネックレス、日本手拭、その他

6等:記念品

分からないものがいくつかあるし、当たりました!と言っても欲しくない品もある。景品も時代を反映している。

前売り券は80円で百万枚刷られた。入場者数は80万人の大盛況であったが、前売り券が何枚売れたかここには記録がない。

コメント (2)
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