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花の四日市スワマエ商店街

四日市の水谷仏具店です 譚

映画「日々是好日(にちにちこれこうじつ)」

2018年11月02日 | わたくしごと、つまり個人的なこと

すわまえ食堂の岡本っちゃんに言わせると、観る映画は全て素晴らしいと聞こえてしまう。そんな話を真に受けて『日々是好日』を観に出かけた。四日市では上映してないので、東員イオンへ。お客様はおばさんばかり。どうせ中頃で心地よい眠りが堪能できるという期待とは裏腹に、これが素晴らしい作品だった。

このポスターの両空間がいい。

樹木希林が(これがすごい!)、茶道の先生。そこへ黒木華(くろきはる)が生徒で通う。作法を学ぶ中で「どうしてそんなことするのですか?」という理屈に「とにかく作法通りにするものなの。頭で考えないで、自然に手が覚えるから、それまで何度も繰り返すの」と諭す。作法通りに粛々と進めていくと、茶室から外の世界を感じ、四季の移ろいを感じるようになる。

お正月になると「初釜」の会が設けられる。「また今年も同じことの繰り返しと思うけど、同じことが出来るのは素晴らしい事」と話す。

見終わった後、背筋が伸びて凛とした、泰然とした気持ちになった。茶道はその人の生き方に影響するものか。しかし、映画を観たからと言って、茶道をやってみようという気持ちにはならない。若いころ義兄に連れられて茶席の会へ行ったことがある。しびれ切って床柱につかまっていた記憶しかない。

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大ナゴヤツアーズと加藤さん

2018年10月29日 | わたくしごと、つまり個人的なこと

10月25日、大人の社会見学ツアー「大ナゴヤツアーズ」を立ち上げた加藤幹泰氏のお話を聞く機会を得た。四日市大学の松井先生の召喚である。Web『大ナゴヤツアーズ 加藤』で検索していただくと、今までの経緯や、講座の内容などが掲載されている。

加藤氏から感じられるのは、生き生きしていて元気がある。やっている事業が楽しくてしかたがないといった印象である。地元人から見ると「何もない!」と思いがちな名古屋の魅力(大阪人は結構自慢したがるそうである)。ところがお宝は掘れば掘るほど出てくるとおっしゃる。新聞や報道からヒントを得て「体験型ツアーを貴所でお願いしたい」と訪ねても断られることが多い。しかし、めげない。当初はネタ探しに難航したが、3回目くらいからリピーターがついてきた。和菓子、日本酒、陶器、農業、まち歩き、伝統文化と、内容に応じた料金をいただく分(約2.000円、講座内容で異なる)ディープな体験を得ることが出来、また次のツアーを申し込んでいただける。今までボーっとしてきた社会見学でなく、もう一歩内容が楽しめる大ナゴヤツアーである。

純喫茶のツアーが企画されている。こだわりのケーキを食べて経験豊かなマスターの話を聞く。おっぱいを製造するツアーもある。乳がんでお乳を失った人の悲しみと人工乳房に出会った時の喜び。加藤さんは3回このツアーに立ち会っているが、お話を聞いて何度も涙したそうである。人気である。ツアー自体に物語があり、感動があり、喜びがあるからだろう。

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沼波弄山と萬古焼の謎

2018年10月27日 | わたくしごと、つまり個人的なこと

10月24日、すわ公園交流館での「まちづくりカフェ」に出かける。講師は、ばんこの里会館 館長の 数馬桂子氏。現在、萬古焼の創始者 沼波弄山(ぬなみろうざん)の生誕300年を記念して記念誌「ここはばんこ焼のまち!」の発刊。ばんこの里会館3階ホールにて「萬古焼の粋」の展示(12月28日まで)。そして手作り教室等の「ふれあい事業」が行われている。

さて、信楽や有田焼は、素人が見ても「ああそうか!」と納得できそうな特徴を持っているが、万古焼の器自体には、これといった特徴がないとおっしゃる。強いて言えば、万古焼の土鍋は安価で割れにくいとか、万古焼の急須でお茶を入れると格段においしさが増すとか、焼き物のすばらしさに特徴があるらしい。市内の陶芸家 内田剛一氏曰く「萬古焼の魅力は自由なところ。時代とともに技術や原材料も変わってきた」と言い切る。

それなら、沼波弄山氏が作った「古萬古」と言われているものは判別が出来ないのでは?と数馬さんに尋ねると、分かる方には分かるそうだ。ムム!万古焼はハードではなくてソフトの名称か?益々知りたくなった。そうだ!ばんこの里会館へ行こう!(入場料500円)

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蛤御門の変のその後

2018年10月19日 | わたくしごと、つまり個人的なこと

蛤御門の変では、朝廷を取り込もうと御所へ殴り込みをかけた長州藩攘夷組。大敗はしたが再起をかけて上洛。薩長同盟を結び土佐藩を取り込んで戊辰戦争(鳥羽伏見の戦い)を起こす。銃器の違いで優位に立つ同盟軍は、錦の御旗をでっち上げ、圧倒的大差で幕府軍を次々と破り北へ向かう。そして、会津、二本松の戦いとなる。このあたりから読む速度がアップする。

明治維新という過ち・原田伊織著 講談社文庫

二本松の戦いは悲惨を極めた。「二本松少年隊」は記録に残るだけで63名。12歳から17歳の少年で構成されていた。まさか、この本で泣かされるとは思ってもいなかった。次の戦場となった会津藩も壊滅。その後、明治政府の世となって行われた版籍奉還と廃藩置県では、会津藩は東北の下北半島へ移された。極寒の森林地帯。旧会津藩士は、空腹と戦い動物の死骸を食べてでも田畑を開いていった。

この荒蕪(こうぶ)の地の殖産を図って導入されたのが、リンゴ栽培である。平成3年9月、台風19号が青森のリンゴ園を直撃、これを壊滅させた。この時の様子を描いた司馬遼太郎氏が「北のまほろば」で紹介している。この作文の作者である4年生の少年のお母さんは、黒い雲の空を見上げて、目に涙を溜めて手を合わせて拝んでいたという。

 

ぼたぼた ぼたぼた

畑でリンゴの落ちる音がする

ふくろのかかったままの「むつ」が

風にたたかれて

枝からはなれていく

ぼたぼた ぼたぼた

リンゴの落ちる音は

お母さんのなみだが 落ちる音だ

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トンテキ レシピ

2018年10月17日 | わたくしごと、つまり個人的なこと

さて、深夜食堂風トンテキのレシピとは?

豚肉に小麦粉をなじませると とろみが出て たれが良く絡みます

合わせダレの後に すりおろした玉ねぎを加えると

さっぱりとした中に 深みのある味になります

四日市とんてきとは一味異なるようです

またまた振られた鈴木ちゃん、新しい彼氏をゲットしたようです

ドーゾ 召し上がれ

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四日市トンテキ

2018年10月15日 | わたくしごと、つまり個人的なこと

原作も映画も楽しませてもらってる「深夜食堂」。DVDの第4部の1巻  33話に「トンテキ」が出てくる。不動産屋に勤める鈴木ちゃんが、後輩3人を連れて深夜食堂にやってくる。鈴木ちゃん、どうやらこの中の栗原君に気があるらしい。

マスター「出来るものなら何でも作るヨ」

鈴木「でね、マスター。栗原君は四日市出身で、トンテキが好物なんだって」

マスター「四日市のトンテキって名物らしいね」

栗原「ハイ!肉に切れ目が入ってて、濃いめのソースが特徴なんです」

マスター「うちのはあっさり目のソースだから、口に合うかどうか」

四日市のトンテキも、有名になりました。

 

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桂文治・桂文我の落語会

2018年10月13日 | わたくしごと、つまり個人的なこと

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樹木希林さん逝く

2018年09月18日 | わたくしごと、つまり個人的なこと

「あん」と「万引き家族」で観た樹木希林さんの名優ぶりは、強い印象を残しました。ご冥福をお祈り申し上げます。映画「あん」の1シーンです。

 店長さん あんを炊いている時の私は いつも小豆の言葉に 耳を澄ましていました

 

それは小豆が見てきた 雨の日や 晴れの日を 想像することです どんな風に吹かれて 小豆がここまで やって来たのか 旅の話を聞いてあげること そう 聞くんです この世にあるものは全て 言葉を持っていると 私は信じています 陽射しや 風に対してでさえ 耳を澄ますことが できるのではないかと思うのです

 そのせいでしょうか ゆうべは柊の垣根を越えて やってくる風が 店長さんに声をかけた方がいいって言ってるように 感じられたのです

 店長さん こちらに非はないつもりで生きていても 世間の無理解に押し潰されて しまうことはあります 知恵を働かさなければ いけない時もあります そうしたことも伝えるべきでした 店長さんはいずれ 店長さんらしいアイデアで ご自分のどら焼きを 完成させる人だと思います どうぞ ご自分の道を 歩まれてください 店長さんには それが きっとできます

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カメラを止めるな!

2018年09月14日 | わたくしごと、つまり個人的なこと

9月13日はお休みだったので、東員イオンへ出かけました。今話題の「カメラを止めるな!」を観るためです。東員イオンは、駐車場もゆったりしていてトイレもゴージャスで綺麗。1階のステーキの店は行列ができていて、3階のフードコートも広々しております。何でも揃っている感があって、これじゃァ古い商店街も太刀打ちできないなあと暗い気持ちで劇場に入りました。

「カメラを止めるな!」は、無名の監督が、無名の役者と共に、300万円という低予算で、大ヒット作品を作り上げたことが、何よりも素晴らしい事です。ゾンビ映画というテーマの作品なのに、大声で笑ってしまい最後には爽快感すら感じます。

さて思ったこと、それは『熱意と工夫と楽しさがあれば、大作には決して負けない素晴らしい作品ができる』ということ。『熱意と工夫と楽しさがあれば、決してイオンに負けない面白い商店街ができる』ということでした。

 あともうチョット、一服出来そうにもありません。

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第4回 彼岸花映画祭

2018年08月31日 | わたくしごと、つまり個人的なこと

吉村英夫先生方が始められた「彼岸花映画祭」から案内が届きました。4年前、津の観音寺境内に記念碑を建てられたのがきっかけで、今年4回目を迎えます。会場は、近鉄江戸橋下車、23号線の大学病院前バス停を東へ、三重大病院を越した左側にあります。

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