安全問題研究会~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

公共交通と原発を中心に社会を幅広く考える。連帯を求めて孤立を恐れず、理想に近づくため毎日をより良く生きる。

書き残しておきたい原発推進派の暴言 渡部恒三「原発作れば作るほど健康増進、国民長生き」

2015-12-19 22:26:11 | 原発問題/一般
12月19日(土)午後6時56分から放送された「池上彰そうだったのか」。この番組中の「今年あった政治家のお騒がせ騒動…昔と今」コーナーで、昔と今の政治家の暴言・失言が取り上げられたが、この中で渡部恒三氏(福島選出)が、中曽根内閣で厚生大臣在任中の1984年1月に発した失言が取り上げられていた。貴重な暴露なので、ここに忘れないよう記しておく。

「原発を作れば作るほど、健康増進になり、日本国民は長生きする」

ちなみに、この渡部恒三氏の甥っ子に当たるのが佐藤雄平前福島県知事である。福島第1原発が事故で放射能を吐き散らしているさなかにも、県民の県外流出を防ぐため、「福島は安全」との宣伝に努め、自主避難を妨害するありとあらゆる政策を取った。未確認だが、日本の法律で定められている日本の一般市民の年間外部被曝量、1ミリシーベルトの20倍に当たる年20ミリシーベルトでも学校の再開を認めるよう政府に進言したのが佐藤前知事だとの噂は今なお福島県民の間にくすぶり続けている(佐藤前知事は、事実無根だというなら公の場で反論すべきだが、一度もそうしていない)。「原発で健康増進、国民長生き」の渡部イズムだけは、甥っ子にしっかり継承されているようだ。

なお、この「暴言」は1984年1月6日付けの「毎日」など各紙に掲載されているとのこと。当ブログは、近々、各新聞の縮刷版でこの暴言に関する記事を確認する予定だ。

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