環境省が、福島県内の除染で発生した「汚染土」を土木工事などで再利用できるようにするため、秘密会を開いて地ならしをしてきたことは、これまで、毎日新聞が再三にわたって報じてきました。
取材・報道を続けてきたのは「除染と国家」などの著書がある日野行介記者ですが、日野記者が情報公開請求で入手した「秘密会」の音声データが、3月12日、札幌市一帯を聴取エリアとするコミュニティFM局「ラジオカロスサッポロ」の番組の中で放送されました。
福島からの原発避難者の方がパーソナリティを務める番組で、日野記者をゲストに迎える形で番組が進行します。
当日の番組を録音したものを、Youtubeにアップしましたので、是非お聞きください。
環境省官僚たちは、防潮堤工事などで除染土の再利用に道を開くのは「我が国全体の便益のため」だと言い放っています。しかも、ヘラヘラと笑いながら。
環境省官僚たちのこの底なしの腐敗を見せつけられると、もはや今後、原発事故からの日本の復活は絶望的といわざるを得ません。