<大型連休>25年ぶり「雨なし」(毎日新聞)
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大型連休(4月29日~5日)は全国的に高気圧に覆われて晴天に恵まれ、気象庁によると、東京では85年以来25年ぶりに1ミリ以上の雨が降らなかった。5日は本州内陸部を中心に44地点で真夏日(30度以上)を観測した。
5日の最高気温は▽岐阜・神岡=32.3度▽長野・上田=32.2度▽兵庫・和田山=32.1度▽長野・穂高=31.8度▽同・松本=31.5度--など。
6~7日は北日本を低気圧が通過、西からは寒冷前線が通過するため天気が崩れるが、8~9日は全国的に高気圧に覆われ、気温は平年並みになるという。【松本惇】
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大型連休期間中にまったく雨が降らなかったのは、東京では1985年以来、25年ぶりだという。天候不順だった3~4月の反動かもしれない。その恵まれた天候のせいか、特に今年の大型連休はどこも人出が多かった気がする。普段の休日なら人出もそれほど多くないB・C級観光地(当ブログ管理人の造語)ですら、まっすぐ前に歩けないほどの混雑ぶりだった。
春先からの天候不順のせいか、泊まりがけの旅行をするかどうか直前まで迷った人も多かったようで、旅館などの予約は連休開始の2~3日前から急に埋まり始めたという。直前に決めた人も多かったとみられる。ただ、2~3日前から急に埋まり始めると、その後は急激に予約が殺到し、直前まで旅館・ホテルの予約ができることで有名なトクーでさえ、5月2~3日の分を私が調べると日本全国でわずか1300件あまりしか空きがない状況だった。そのわずかに空いている旅館・ホテルも、スキー場の中だったりペンションだったりと、かなり特殊な条件のところが大半を占めていた。
「トクー」の普段の空室は1晩あたり10万件を超えるときもあるから、これはもうとんでもない盛況ぶりで、事実上日本中のどこにも空室がないと言っても過言でない状況だった。好天にも恵まれたおかげで、全国の観光地はこの連休、かなり潤ったのではないだろうか。
さて、そんな私の連休はというと、行きたいところ(と言うより乗りたい路線)はあったものの、直前まで風邪の後遺症で体調が悪く、連休が来ても本当に出かけられるかどうか自信が持てなかったため、旅館・ホテルの予約をせずにいた。それが、前述のような状況で結局、旅館・ホテルの確保に失敗してしまった。
昨年の大型連休は、地元の観光協会と交渉し、ネットに載っていないホテルを何とか確保した。しかし、ネットでのこの予約状況から、今年はその手法が成功する見通しも持てず、結局、自宅を拠点に、近場に日帰りを繰り返すという方向に予定を変更した。
【5月2日】以前から妻が行きたがっていた、あしかがフラワーパークに出かける。園内には色とりどりの花が咲き乱れていたものの、最大の売りである藤は写真の通り、咲き始めで満開にはほど遠い状態だった。例年なら満開は5月の連休中だというが、やはり春先の異常低温が原因に違いない。(この日、帰宅してから見たNHKニュースによれば、ようやく東京・亀戸で藤が満開になったばかりの状況だった。)
フラワーパーク見学後は、栃木県佐野市のカフェブラッスリー 古今東西で昼食後、桐生温泉 湯ららにて日帰り温泉に入浴、帰宅。
【5月3日】かねてから行きたかったひたちなか海浜鉄道(旧茨城交通)湊線(サムネイル写真)に乗りに出かける。やって来たキハ20系気動車は、キハ28・58系と同じ、懐かしいDMH17型エンジンの音がする。勝田から終点・阿字ヶ浦まで乗り通したあと、那珂湊に戻り途中下車。魚市場(写真)まで歩くが、市場内の食堂はどこも長蛇の列! やむを得ず、那珂湊駅近くの料理屋で私は刺身定食、妻は帆立定食を食す。どうせネタは市場のものだから大勢に影響はない。
その後は再びひたちなか海浜鉄道で勝田に戻り、袋田の滝へ。たまたま帰り道の途中にあるので寄ったのだが、ここが華厳、那智とともに日本三大名曝と言われるほど有名だとは知らなかった。私たちが訪れたのは夕方5時を過ぎてからだが、それでもまっすぐ歩けないほど多くの人がいたのには驚かされた。
その後は、道の駅奥久慈だいごに併設されている温泉に入る。
【完乗達成】ひたちなか海浜鉄道