安全問題研究会~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

公共交通と原発を中心に社会を幅広く考える。連帯を求めて孤立を恐れず、理想に近づくため毎日をより良く生きる。

【転載記事】国連人権理事会における翁長沖縄県知事スピーチ

2015-09-26 23:26:53 | その他社会・時事
シルバーウィーク中、翁長雄志・沖縄県知事が国連人権理事会で行ったスピーチ(原文は英語)の日本語訳が、当ブログ管理人の元に回ってきたのでご紹介する。わずか2分間の短いスピーチだったが、世界中の政府・国際機関、NGOなどの諸団体に対し、沖縄の米軍基地問題について知る機会を提供したことの意味は大きい。

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ありがとうございます、議長。

私は、日本国沖縄県の知事、翁長雄志です。沖縄の人びとの自己決定権がないがしろにされている辺野古の状況を、世界中から関心を持って見てください。

沖縄県内の米軍基地は、第二次世界大戦後、米軍に強制接収されてできた基地です。沖縄が自ら望んで土地を提供したものではありません。沖縄は日本国土の0・6%の面積しかありませんが、在日米軍専用施設の73・8%が存在しています。戦後70年間、いまだ米軍基地から派生する事件・事故や環境問題が県民生活に大きな影響を与え続けています。

このように沖縄の人びとは自己決定権や人権をないがしろにされています。自国民の自由、平等、人権、民主主義、そういったものを守れない国が、どうして世界の国々とその価値観を共有できるのでしょうか。

日本政府は、昨年、沖縄で行われたすべての選挙で示された民意を一顧だにせず、美しい海を埋め立てて辺野古新基地建設作業を強行しようとしています。私は、あらゆる手段を使って新基地建設を止める覚悟です。

今日はこのような説明の場が頂けたことを感謝しております。ありがとうございました。

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