人生チャレンジ20000km~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

公共交通と原発を中心に社会を幅広く考える。連帯を求めて孤立を恐れず、理想に近づくため毎日をより良く生きる。

出雲乗車記(一部追記)

2006-01-30 22:32:05 | 鉄道・公共交通/趣味の話題
3月改正で廃止確実といわれる寝台特急「出雲」に、東京から宍道まで乗ってきた。

昨年10月に彗星が廃止されたばかりだというのに、今後は出雲か。廃止にはJR東日本の意向が強く働いているというもっぱらの噂だが、本当のところはわからない。
北海道ブルトレ以外から食堂営業がなくなって久しいが、この出雲が食堂車をまだ連結しているのには驚いた。座席の配置が一部ロビーカーになっているが、厨房設備はそのまま残されており、形式もオシ24のままだから間違いなく食堂車だ。

それはともかく、現地に着いてから思わぬ出来事があった。この冬の大雪のため、木次線出雲横田~備後落合間、芸備線備後落合~備後西城間がまだ不通になっており、タクシー代行が行われているのだ。
宍道から木次~芸備線急行「みよし」で広島に出て、広島から帰る予定だった私は出雲車内で一緒になった鉄道ファンからの情報でそれを知った。彼に相談してみたところ、「タクシー代行なんて経験めったにできないぞ。漢なら行くべし」という。私もだんだんその気になってくる。

念のため、宍道駅で駅員に確認したところ、私の乗る予定だった芸備線列車には備後西城で連絡するとのことだったので、思い切って行くことにした。
木次線で出雲横田まで行った後は…なんと代行タクシーは10人乗りワンボックスカーである。これなら普通免許しかない私でも運転できるぞ(運転技術云々ではなく、法律上できるという意味)。
木次線経由の乗車券を提示して乗り込む。JR鉄道線不通区間の代行自動車乗車なんて、1991年に大雨災害で長期不通となった豊肥本線の代行バス以来、実に15年ぶりだ。

備後落合からは別の芸備線代行バスで備後西城に向かう。備後西城から芸備線普通列車と「みよし」を乗り継ぎ、広島へ。
広島から新幹線で帰宅。
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