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【管理人よりお知らせ】福島原発告訴団が、原子力安全・保安院関係者など9名を追加で刑事告発しました

2015-01-14 23:38:23 | 原発問題/一般
管理人よりお知らせです。

福島原発告訴団は、13日、東京電力関係者、経産省原子力安全・保安院関係者など9名について、業務上過失致死傷罪により東京地検に追加で刑事告発しました。

福島原発告訴団は、2012年6月、11月の刑事告訴・告発の際には、東京電力に加え、原子力委員会関係者など政府(規制当局)関係者も含めた33名を刑事告発しました。一方、2013年9月に行った汚染水漏出に関する公害罪法違反容疑での告発は、東京電力関係者のみとし、政府関係者の告発は行っていませんでした。

しかし、その後、いわゆる「吉田調書」に関する朝日新聞の一連の報道を巡る問題をきっかけに、政府事故調査委員会の聴取記録書が公開され、また、国会事故調査委員会の協力調査員であった添田孝史氏による「原発と大津波 警告を葬った人々」(岩波書店)の刊行ともあいまって、次第に政府の責任が明白になってきました。これらの資料により、政府が東日本大震災以前から津波による事故発生の危険性を認識していたこと、津波対策を進言していた担当者の意見を、彼らに圧力をかけてまで退けた結果、有効な津波対策が行われず、事故に至ったことが裏付けられました。

このため、福島原発の安全対策に実務レベルで携わっていた東電社員3人、原子力安全・保安院職員4人、原子力安全委員会職員(廃止)1人、電気事業連合会の津波対策担当者1人の計9人について、業務上過失致死傷罪で告訴・告発したものです。

なお、今回の告訴・告発については、ジャーナリスト小石勝朗さんが、「マガジン9」サイトで詳しく解説しています。大変参考になりますので、ぜひご覧ください。

小石勝朗の「放浪記」第40回~内部での「口封じ」疑惑まで浮上した原子力安全・保安院~原発事故の第2次刑事告訴が明かした新事実(マガジン9)

この他、各メディアの報道です。

「想定超える津波予測できた」 担当者らを新たに告発(TBS)

「巨大津波対策怠った」東電担当者らを告訴・告発(テレビ朝日)

福島原発告訴団の追加告訴対象者名公表。旧保安院審議官ら9人(Finance Greenwatch)

東電担当者ら新たに告訴=福島原発事故―市民団体(時事)

東電社員ら9人を業務上過失致死傷罪で追加告訴 福島原発告訴団(産経)

保安院元幹部ら4人を追加告訴 福島原発告訴団(朝日)

<東日本大震災>福島第1原発事故 9人を告訴・告発 業務上過失致死傷容疑 /福島(毎日)

<圧力発言>旧保安院職員ら9人告訴・告発(河北新報)

福島原発事故、再び刑事告発 東電関係者ら9人(福島民友)

「津波対策怠った」新たに9人告訴~福島原発告訴団(Our-Planet TV)
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