人生チャレンジ20000km~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

公共交通と原発を中心に社会を幅広く考える。連帯を求めて孤立を恐れず、理想に近づくため毎日をより良く生きる。

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ローカル鉄道に国・自治体・住民はどう向き合うべきか(月刊『住民と自治』 2022年8月号掲載)
核のない未来を願って 松井英介遺稿・追悼集(緑風出版)

●安全問題研究会が、JRグループ再国有化をめざし日本鉄道公団法案を決定!

●安全問題研究会政策ビラ・パンフレット
こんなにおかしい!ニッポンの鉄道政策
私たちは根室線をなくしてはならないと考えます
国は今こそ貨物列車迂回対策を!

【管理人よりお知らせ】「原子力推進派 今週の暴言・失言集」の連載を開始します

2021-09-23 23:32:55 | 原発問題/一般
管理人よりお知らせです。

空騒ぎに終わった東京オリ・パラに続き、今度はまたも自民党総裁選という一民間団体のボス選びにマスコミがジャックされる中、元々当ブログ管理人はテレビはあまり好きではなかったのですが、最近はますます見なくなりました。内外ともに問題は山積しているはずなのに、これら山積する問題はいつになったら取り上げられるんでしょうか。というより、もうメディアにそれを期待するのは無理だと思います。

原発問題も相変わらず重要なのに取り上げられる気配はまったくありません。そこで、「マスメディアがやらない/やれない課題だからこそ取り組む」という当ブログ開設時の原点に立ち返り、今回から新シリーズ「原子力推進派 今週の暴言・失言集」をスタートさせることにしました。

原子力推進派の過去の暴言・失言を集めた「図説 危険な話」(ふゅーじょん・ぷろだくと)という本が、チェルノブイリ原発事故後の1989年に出版後、絶版となっていましたが、2011年の福島第1原発事故を機会に復刻しました。当ブログは、最近になってこの「図説 危険な話」の入手に成功しました。

日本は今、自民党総裁選が続いていますが、この後、遅くとも11月中には総選挙があり、来年夏にも参院選があります。でたらめの限りを尽くしてきた原発推進派を日本の政官界から一掃し、反/脱原発派を1人でも増やすことが世直しのためにぜひとも必要です。

基本的には「図説 危険な話」に掲載されている原子力推進派の暴言・失言を基本にしますが、懲りない原子力ムラ住人たちは3.11後も当ブログが身震いしてしまうようなステキなネタを途切れることなく提供し続けてくれています。当ブログが独自に収集した暴言・失言も併せて紹介することで、原発推進派がいかにでたらめ、嘘つき、ペテン師かを明らかにしますので、総選挙、参院選に臨む有権者のみなさんの参考にしていただきたいと思います。

掲載は週1回としますが、掲載する曜日は特定しません。当ブログ管理人のスケジュールも週ごとに異なるため、決めないほうが柔軟に運用できるためです。

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●原子力推進派 今週の暴言・失言集【第1回】

●事故を起こした東京電力福島第一原発を含めて、事故によって死亡者が出ている状況ではない(高市早苗・自民党政調会長/2013.6.17 自民党兵庫県連会合で)

では、まず記念すべき連載の第1回は、自民党総裁選を記念して、今をときめく「ネトウヨの希望の星」高市早苗さんの素敵な発言から始めましょう。

もちろん、事故による死者は出ています。福島原発事故刑事訴訟では、避難指示区域内にあった双葉病院の入院患者たちが、避難途中に亡くなったことが業務上過失致死傷罪に当たるとして、勝俣恒久・東京電力会長らが強制起訴されています。1審・東京地裁は「津波は予見できない」として無罪判決が出ましたが、検察側が控訴しています。

双葉病院の入院患者たちは、確かに高市さんがおっしゃるとおり、直接的に事故の影響を受けて亡くなったわけではないのかもしれません。しかし、事故がなければ亡くならずに済んだはずの人々が、事故が起きた結果亡くなった。これは事故による死者ではないでしょうか。もし、これを事故による死者に含めないとしたら、どんな原発事故でどんな亡くなり方をすれば死者として認めてもらえるのでしょうか。「高市理論」では、世界中どこのどの原発でどんな過酷事故が起きたとしても、原子炉の中で直接火に焼かれることでもない限り、死者としては認めてもらえなさそうな雰囲気です。

まだ世界中の人々に福島第1原発事故の記憶が強く残っていた事故わずか2年後の時期に、こんなことを平然と言い放つような人物に私たちは日本の原子力政策を委ねるわけにいきません。原子力推進の立場であっても、事故が起き、犠牲者が出たという事実そのものは認めた上で、福島の反省を表明し「二度と事故を起こしません。エネルギー小国・日本が脱炭素や停電の危機を乗り切るために、仕方なく再稼働をせざるを得ないので、伏してお認めください」というならまだしも(当ブログは脱原発が実現するなら停電くらいしてもいいと思っているので、こう言われても困りますが)、事故で犠牲者が出た事実すら否認するという人と原子力政策でまともな話し合いが成立するとは思えません。

自民党総裁選の行方はまだ予断を許しませんが、少なくとも当ブログとしては高市さんだけは断固、阻止すべきだと思います。
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これから、毎週1回、こんな感じで「原子力推進派の暴言・失言集」を掲載していきます。日本の原子力ムラのとどまるところを知らない堕落・腐敗ぶりを、とくとご覧あれ!

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