安全問題研究会~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

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はぁ、ダメだこりゃ

2006-02-23 23:33:42 | その他社会・時事
混迷深める民主党

私はもうとっくに愛想が尽きており、昨年の総選挙以来ナマ温かく見守ろうと決めている民主党ですが、はーいよいよダメだなこりゃ。

そもそもこの「ホリエモンの送金指示メール問題」は、元を質せばライブドアの証券取引法違反事件に関連して、この堀江前社長を選挙で応援した自民党の「拝金主義的体質」ってどうよ、という話だったはず。
それがいつの間にやら、メールは本物かガセかという末節の問題にすり替わっている。

もともと小泉政権ってのは、巧みな情報操作によって国民をトコトン欺きまくり、結果、国民を未曾有の危機に陥れた史上最低の首相だと私は思っている。
その首相にようやく秋風が吹き始め、いわゆる「4点セット」(ライブドア、牛肉、耐震偽装、防衛施設庁談合)でボロボロだった小泉首相を、この事件によって民主党が助けることになってしまった。

しかし、民主党という政党は、どうしてこうも物事が下手くそなのだろう。
件のメールにしても、「メールが発信された時刻、堀江候補は選挙運動中だった」なんていう自民党の主張は、私に言わせれば言い訳のレベルにも達していない。メールは選挙運動中には送れないのか。堀江候補のノートパソコンを使って、選挙カーに乗っているウグイス嬢がメールを発信すれば、堀江候補の演説中ですらメールは簡単に発信できるのである。「そんなへなちょこなアリバイの主張が信用できるか!」と与党に逆襲すればよいだけの話である。
それとも民主党は、ノートパソコンを使えば選挙カーの中からでもメールを発信できるという事実自体をわからないほどITオンチなのだろうか。
そうであるなら、そもそもそんなネタを与党への攻撃材料に使おうとした民主党の戦術ミスである。ITオンチはオンチらしく他のネタで攻めるべきだったのだ。

小泉内閣を攻めたければ、他に方法はいくらでもある。マスコミの世論調査で、格差社会に「問題がある」が60%を占めたという結果が出ているものもある。武部幹事長の息子にホリエモンが献金をしようがしまいが、そんなことは国民生活には響かない。むしろ、国民生活を危機に陥れている「格差社会」の実態を追及することの方が、野党として大事な仕事のはずである。
それなのに、自民党との「構造改革」競争に明け暮れ、自民党以上に「小さな政府」をめざそうとするから、どうでもいいような末節での議論に流れた挙げ句「自爆」してしまうのだろう。それならば、「小泉構造改革」が生み出した格差社会へのきちんとした批判力を持っている社民党のほうが、与党のチェック役という野党の本分を全うしている分だけマシってものである。

結局、民主党という政党は、党内はバラバラで、執行部と所属議員との意思疎通もままならない。そして、政権担当能力という意味では自民党に遠く及ばず、与党への批判能力という意味では社民党や共産党に遠く及ばない。
つまるところ「与党に置いても野党に置いても使えないダメ政党」であるということがハッキリしてしまったわけだ。

日本の政治にとって、この党の存在自体が桎梏となりつつある。民主党は、政権担当に向けて「明日の内閣」などと称しているが、冗談はやめてくれと思う。いっそ、ここまで無能ぶりをさらけ出してしまったのだから、明日から「夢の内閣」にでも名称を変更してはどうだろうか。

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