ひろの東本西走!?

読書、音楽、映画、建築、まち歩き、ランニング、山歩き、サッカー、グルメ? など好きなことがいっぱい!

感想文予告?

2005-06-25 13:20:00 | 本と雑誌
横山秀夫「ルパンの消息」
黒川博行「蒼惶」
山本一力「草笛の音次郎」「欅しぐれ」
樋口明雄「狼は眠らない」
藤原正彦・小川洋子「世にも美しい数学入門」 などなど

これらの本は比較的最近読んだのですが、なかなか感想文が追いつきません。
書評ならぬ感想文でも、いざ書こうとすると難しいものですね。
しかも、書き出すといつもダラダラと長い文章になってしまいます。
短くてピシッとした文章を書く練習をせねば!

P.S. 大阪は今日も非常に暑いです。
     梅雨なのに雨が殆ど降らず、もう完全に”真夏”です。



ミリオンダラー・ベイビー

2005-06-22 22:20:00 | 映画
million★★★★:80点
ミスティック・リバーに続くイーストウッド監督の話題作・問題作です。
アカデミー賞主要4部門(作品、監督、主演女優、助演男優)受賞。

ひーさんのブログ
ひーのアレモコレモに影響されて見たのですが、良かったです。

(以下、ネタバレあり)

僕にとって作品としては「ミスティック・リバー」の方が印象的でしたが、主演男優でもあったクリント・イーストウッドとヒラリー・スワンクが非常に良かったです。
特にヒラリーは凄かった。全身全霊の演技かもしれません。
13才から20年間も続けたウェイトレス。客の残した料理を持ち帰って頬ばり、小金を貯めてはボクシング練習。
ボクシングだけが生き甲斐となったのか。
ボクシング姿はなかなかサマになっていました。強烈フックが見事。

家族愛に恵まれなかったマギー(ヒラリー)。
それにしても何ちゅう母親や!(妹と兄もですが)
娘が家を買ってくれても素直に喜ぶどころか生活保護が打ち切られてしまうとこぼし、娘が重体になったときには真っ先に見舞い・看病に行くどころか、まずはディズニーランド観光とは。。。

マギーはフランキー(イーストウッド)に父親を、フランキーはマギーに娘を見ていたんでしょうね。
あの母親たちを見ただけに、二人の心情がより理解できたと思います。

ラストがハッピーエンドではないと聞いていたのですが、終盤にあのような展開になるとは・・・。
全く想像すらしておらず、絶句。

痛切の終盤は重みがありました。
そしてラスト、思い出のレモンパイの店で・・・。

P.S. モーガン・フリーマンは「ショーシャンクの空に」の方が
   良かったと思いますが、デンジャーを助けたシーンは天晴れ。





いっぽん桜(山本一力)

2005-06-19 10:30:00 | 17:や行の作家
ipponzakuraいっぽん桜(新潮社)
★★★★☆:90点

これぞ山本一力ワールド。素晴らしいです。
絶対のオススメ。
なかでも「萩ゆれて」はこれまでに読んだ山本作品の中でも最高・極上の部類。
通勤の電車内で不覚にも涙がこぼれそうになりました。

良いシーンが多すぎると、かえって感想が書きづらいですね。

兵庫とりくが夫婦になる決心をする前後が非常に感動的なのですが、あえて主人公以外を少しだけとり上げると、

   母や親族から祝福されない兄の祝言。
   その席にただ一人列席し、懸命に相手側の客をもてなす妹の
   雪乃。
   そんな雪乃の姿を見て、彼女が一緒に暮らすなら、
   娘(りく)は幸せになれると安堵する両親(玄蔵とおはま)。

   自分が拒んでいる嫁・りくのひたむきな優しさに思わず高枕を
   濡らす志乃。
   「そなたにはつらい思いをさせましたが、詫びを伝えることは
   間にあいました。」

人(家族、好きな人、友・・・)を思う心、思いやる心が実に丁寧に
描かれた作品です。
土佐弁も味わいあり。

「いっぽん桜」
   現代のサラリーマンにも当てはまる物語。
   自分が長年勤めた大店への未練、執着、つまらないプライド。

「そこに、すいかずら」
   三千両の”ひな飾り”。
   二度の火事で両親を失い、店も焼け落ちてただ一人残された
   娘・秋菜。
   紀文、再登場。良い味を出しています。

「芒種のあさがお」
   決まり事にうるさい姑が亡くなって・・・。
   この作品も良いのですが、全体のレベルが高くてちょっと割を
   食った感じですか。

山本作品は偉大なマンネリと評されることもあるようですね。
それも結構。僕は断然山本作品を支持です。

これからも一力はんについて行きます。



退院しました

2005-06-18 13:56:56 | 健康・病気
予定より少し早く、今朝無事に退院しました。
概略日程はこんな感じでした。

  月曜日午前:入院、午後:手術
  火曜日:まあ静養
       但し、朝のガーゼ交換後は歩いてもOK。シャワーもOK
  水曜日~:リハビリ開始
  本日(土曜日):抜糸後に退院

ということで、5泊6日の入院でした。

外傷としては、左ヒザに5mm程度の傷が2ケ所あるだけです。
知らない人が見たら、とても手術を受けたとは思えないでしょうね。
手術名は関節鏡視下・半月板部分切除術だったのですが、患者の肉体的&精神的負担は極めてわずかでした。
麻酔で手術中の記憶は一切ないし・・・。
なかなか素晴らしい技術です。
手術の翌日午後には、もう松葉杖なしでゆっくり歩いていましたしね。

一応痛み止めの薬は飲んでいますが、手術後も痛みは殆ど感じることがなく、めっちゃ元気です。
今日も帰宅後、自転車に乗って子供のサッカースクールを見に行きました。
まだヒザ回りが少し腫れており、自転車をこぐときにヒザを曲げるのが多少不安ですけど。

さすがにランニング再開は早くても1ケ月後の予定ですが、重い荷物を持つことや立ち仕事も問題なしとのこと。
秋のマラソンシーズンには間に合うのかな?

今回の経験で、半月板損傷と手術について蘊蓄を語ることができますね(^_^)
入院生活も含めて詳しくは別途でじわじわと書いていきます。