ひろの東本西走!?

読書、音楽、映画、建築、まち歩き、ランニング、山歩き、サッカー、グルメ? など好きなことがいっぱい!

ミリオンダラー・ベイビー

2005-06-22 22:20:00 | 映画
million★★★★:80点
ミスティック・リバーに続くイーストウッド監督の話題作・問題作です。
アカデミー賞主要4部門(作品、監督、主演女優、助演男優)受賞。

ひーさんのブログ
ひーのアレモコレモに影響されて見たのですが、良かったです。

(以下、ネタバレあり)

僕にとって作品としては「ミスティック・リバー」の方が印象的でしたが、主演男優でもあったクリント・イーストウッドとヒラリー・スワンクが非常に良かったです。
特にヒラリーは凄かった。全身全霊の演技かもしれません。
13才から20年間も続けたウェイトレス。客の残した料理を持ち帰って頬ばり、小金を貯めてはボクシング練習。
ボクシングだけが生き甲斐となったのか。
ボクシング姿はなかなかサマになっていました。強烈フックが見事。

家族愛に恵まれなかったマギー(ヒラリー)。
それにしても何ちゅう母親や!(妹と兄もですが)
娘が家を買ってくれても素直に喜ぶどころか生活保護が打ち切られてしまうとこぼし、娘が重体になったときには真っ先に見舞い・看病に行くどころか、まずはディズニーランド観光とは。。。

マギーはフランキー(イーストウッド)に父親を、フランキーはマギーに娘を見ていたんでしょうね。
あの母親たちを見ただけに、二人の心情がより理解できたと思います。

ラストがハッピーエンドではないと聞いていたのですが、終盤にあのような展開になるとは・・・。
全く想像すらしておらず、絶句。

痛切の終盤は重みがありました。
そしてラスト、思い出のレモンパイの店で・・・。

P.S. モーガン・フリーマンは「ショーシャンクの空に」の方が
   良かったと思いますが、デンジャーを助けたシーンは天晴れ。