第三の時効(集英社)
★★★★☆:90点
最近2週間で「半落ち」「顔-FACE」「深追い」「第三の時効」と横山作品を集中して読みましたが、「第三の時効」が断然良かったです。順位をつけるとすると、第三の時効>半落ち>顔>深追い でしょうか。
全6編の中では、「第三の時効」と「密室の抜け穴」が良いと思いました。特に、「第三の時効」は凄かったです。二班の班長・"冷血"楠見、恐怖の実況中継。そして真犯人に放つ3つの言葉。並み居る刑事たちの戦慄。凄すぎる。。。
「密室の抜け穴」で三班の班長・村瀬がしかけた罠も見事。
”青鬼”朽木は、正当派な分、彼ら二人に比べるとやや部が悪かったかな?
こんな部下を率いる課長・田畑の微妙な気持ちもうまく描かれていました。
一班と三班は反目しているようで、ときに情報を交換したりする。
それらもベタベタしない乾いた感じが好ましかったです。
参考ブログ:あさひなさんの”きょうのできごと” (5/4追加)
ざれこさんの”本を読む女。改訂版” (5/20追加)
TBありがとうございました。
激しく同感です。
「第三の時効」を最初に読んだときの衝撃はちょっとわすれられません。
それから追いかけで結構よんでいますが、
やっぱりこれが一番だなあ、と思っております。
男臭さですよ!やっぱり!(笑)
コメント&TBありがとうございました。
「第三の時効」は横山作品の1つのピークかなとも思います。
楠見の実況中継、あれはひょっとすると架空だったのでしょうか。
だとすると、余計にコワイ。。。
男臭さ!
御意でございます。
横山さんのはまだ「半落ち」「クライマーズ・ハイ」「第三の時効」しか読んでないんですけど、クールで無駄のない文体がすごく良いですよね。
他の本もどんどん読んでいきたいなと思ってます。
コメントとトラバありがとうございました。
「クライマーズ・ハイ」と「第三の時効」は共に傑作ですよね。
「半落ち」よりは明らかに上と信じているので、かえすがえすも直木賞との決別宣言が残念です。
これらは確実に受賞レベルだと思うのですが。
私もどんどん未読本にチャレンジしていくつもりです。
それらもベタベタしない乾いた感じ
あ~、そうだったかもと思いました。
こうやってほかの方の記事を読むと、いろいろと思い出しますね(笑)
よかったよかった♪
色んな人の感想を読み比べるのはほんと面白いですね。
そら、そうや♪