ウシ、カマド、カメは男尊女卑




「小説琉球処分」の作者大城立裕氏とウシをペンネームにしている知念ウシさんの対談だ。大城氏は「知念ウシ」というベンネームに感心し、知念ウシさんは知念ウシという名前が多いことに感動している。
 沖縄にはウシという名前の女性は多かった。カマド、カメの名前もすごく多かった。ウシ、カマド、カメという名前が多いことになにも感じないのかな。

 親は子どもに夢を託して名前をつける。ウシ、カマド、カメには夢がない。だから、今の時代に自分の子どもにウシ、カマド、カメの名前を付ける人はいない。
 ウシ、カマド、カメは琉球王朝時代の農民の女性の名前だ。武士の女性の名前にこのような名前ははない。ウシ、カマド、カメは琉球王朝時代の女は家畜や家財道具のように見られていたからつけられた。農村の男尊女卑の社会で生まれた名前だ。女性差別の名前だ。

 沖縄が本土に差別されていることを主張する知念ウシさんであるが、沖縄内に差別があることを知らない。大城氏は戦前の沖縄を生きてきた人だ。戦前は封建社会の影響が強く差別がひどかった。大城氏には沖縄内の差別が見えなかったようだ。

残念である。
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