止まらない「オール沖縄」離脱



沖縄内なる民主主義16新発売中
 

本土取次店 (株)地方・小出版流通センター
http://neil.chips.jp/chihosho/ TEL.03-3260-0355 
chihosho@mxj.mesh.ne.jp
県内取次店 株式会社 沖縄教販
電話番号098-868-4170
shopping@o-kyohan.co.jp

本土取次店 (株)地方・小出版流通センター
http://neil.chips.jp/chihosho/ TEL.03-3260-0355 
chihosho@mxj.mesh.ne.jp
県内取次店 株式会社 沖縄教販
電話番号098-868-4170
shopping@o-kyohan.co.jp

にほんブログ村 政治ブログへ
にほんブログ村
クリックお願いします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
止まらない「オール沖縄」離脱
 県内ホテル大手のかりゆしグループは、9月30日投開票の知事選で自主投票とすることを決めた。かりゆしだけではない。翁長知事を支持していた多くの事業家がオール沖縄を離脱したし、玉城デニー氏が出馬しても離脱した字漁家たちはデニー氏を支持しないだろう。

 事業家だけでなく、県政与党の中からもオール沖縄を離脱するかも知れない政治家たちが登場した。会派おきなわの政治家たちである。

思わぬところから県政与党の分裂が起こりオール沖縄の分裂が拡大しそうである。
会派おきなわは翁長知事のテープ開示を要求した。音声が開示されるまでは、知事選の人選を進めている調整会議に出席しないと同会議の照屋大河議長に伝え、オール沖縄」勢からの離脱を示唆した上で、与党が擁立する方針の玉城デニー衆院議員(58)を支援しないことも示唆した。

 翁長知事の音声を直接確認したのは、調整会議のメンバーでは新里氏だけである。おかしいことに議長である照屋大河氏は聞いていないし、聞こうともしなかった。新里氏の説明を全て受け入れたのが調整会議のメンバーであった。
新里氏の説明にはおかしい点があったし、本当に翁長知事が二人に後継を頼んだか疑問があったので。テープを公開するか、最低でも調整会議のメンバーと呉屋氏とデニー氏には公開するべきであるとブログに書く積りであった。しかし、デニー氏が知事選に出馬する可能性が高くなったのでデニー氏に関することをブログでは書いてきた。

 新里氏は公開しない理由を他の政治家のことも話していて彼らに迷惑ならないためと言っていた。とすると翁長知事の音声テープには与党政党の政治家への批判がある可能性がある。新里氏は都合のいい所だけを話した可能性が高いと思っていた。

 

 県議会与野党の勢力図である。与党は共産党、社民・社大結連合、おきなわの三派に分かれている。与党だから仲がいいというわけではない。常に勢力争いをしている。しかし、それは裏の世界であり、マスコミが与党内の勢力争いを報道することはないが、たまに表面化する時がある。それが宮古島市長選であった。
 
 オール沖縄勢力の選考委員会(下地学委員長)は医師で宮古地区医師会会長の下地晃氏(62)の擁立した。ところが突然翁長知事はオール沖縄とは別の革新系無所属で前県議の奥平一夫氏を支持し、宮古島市で応援演説をした。実は奥平氏を出馬させたのが共産党であった。共産党と社民、社大が対立したのが宮古島市長選だった。そして、翁長知事は社民。社大が擁立した下地氏ではなく共産党が擁立した奥平氏を応援したのである。
 共産党が翁長知事を取り込み、共産党の言いなりにしていることが表面化したのも宮古島市長選であった。
 翁長知事は社民や社大ではなく共産党が取り組んだのである。
 安慶田氏を副知事の座から引きずり下ろしたのも共産党と共産党の息のかかった連中であったと私は推測している。
 社民。社大は自衛隊が宮古島に駐留することを容認している下地氏をオール沖縄で擁立したように、保守に妥協する面がある。しかし、共産党は徹底して自衛隊駐留を拒否している。だから、中流を拒否する奥平氏を擁立したのである。

 富川副知事が翁長知事が急逝したにも関わらず5日間も沖縄に帰ってこなかったことを私は問題にしたが、5日間も南米にいた謎が解けた。その謎が解けたきっかけは「承認撤回」の権限が翁長知事の言ったことを理由に富川副知事から謝花副知事に移ったことであった。
 富川副知事は元学者であり政治の経験は浅い。一方謝花副知事は前知事公室長であり、県庁の人間である。政治に精通しているし県庁内に仲間は多い。謝花副知事にとって富川副知事は政治に素人のうざい存在である。県庁の政治は自分がトップになるのがふさわしいと考えていただろう。
 翁長知事が急逝した時、即刻帰国するのが副知事である。もし、安慶田前副知事だったら即刻帰国していただろう。ところが富川副知事は5日間も南米に居た。なぜか、恐らく謝花副知事が帰る必要はないと伝えたからであるだろう。
 翁長知事が急逝した後の5日間はこれから県庁の運営を考えなければならない重要な時期であった。協議するのに政治にど素人の富川副知事は謝花副知事にとって居ない方がよかったのだ。だから、5日間も富川副知事を南米にとどめたのである。

 翁長知事が逝去したあとは第一副知事であるむ富川氏に承認撤回の権限がある。しかし、富川知事が適切に対応できるか謝花副知事に不安があっただろう。
承認撤回は、国の埋め立てとのタイミングや知事選挙とのタイミングがあり撤回する判断が難しい。タイミングを外してはならない。そんな判断は富川副知事には無理であると判断した謝花副知事は富川副知事から承認撤回の権利を自分に移したのである。翁長知事に「承認撤回を頼む」と言われたことを口実にして。
 本当に翁長知事に謝花副知事に言ったのかは謝花副知事以外は誰も知らない。これは謝花副知事のでっちあげの可能性が高い。
 オール沖縄内部では、共産党対社民、社大の勢力争いがあるし、富川副知事対謝花副知事のようなケースもある。
 オール沖縄の内部はバラバラであり、勢力争いに明け暮れている。左翼の勢力争いが左翼の勢力争いには関係のない会派おきなわにまで波及し、新たなオール沖縄離脱が起こりそうである。

会派おきなわは左翼政党ではない。

会派おきなわ
平成24年6月に結成した会派県民 ネット所属議員、奥平一夫、赤嶺昇、玉城義和、新垣清涼、瑞慶覧功、山内末子、 玉城満、から会派「おきなわ」へ名称を改め、平成24年4月1日に施行された沖縄県議会基本条例に基づき、ともに県民の直接選挙により選出された知事と議会が対等で切磋琢磨の関係にある二元代表制の一翼を担う議会の果たすべき役割と責務がこれまで以上に増大していることを踏まえ、議会が知事の追認機関になることなく、自らの権能と責務の重さを深く自覚し、県民の負託と信頼に全力でこたえることを決意し、県民のための会派を平成28 年6月結成しました。

会派おきなわは共産党、社民党のような左翼政党ではないことが分かる。会派おきなわが翁長知事のテープの公開を主張するのは民主主義のルールとして当然のことである。当然のことをやらないのが左翼である。

オール沖縄の分裂の原因は左翼政党の勢力争いが原因である。会派おきなわが離脱すればオール沖縄がまとまるのではなくますます分裂である。デニー氏の出馬が新たなオール沖縄離脱を起こしそうである。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 謝花氏への「... 分裂に分裂の... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。