東アジア批判的雑誌会議批判




ベラ・チャスラフスカの経歴   2000語宣言
1968年のメキシコオリンピックでチャスラフスカの体操を見た感動は今でも忘れません。彼女の体操には「美」がありました。
社会主義国家のチェコスロバキアで彼女は民主化運動の始まりである2000語宣言に署名したために、政府から弾圧を受け、精神的な病にもおかされました。それでも屈せずにチェコの民主化に貢献したのです。

ヨーロッパでは、共産党独裁の社会主義国家の人々は内側から民主化運動を起こし、民主主義国家を実現しました。中国は40年前のチェコと同じ共産党一党独裁の社会主義国家です。ノーベル平和賞を授賞した民主活動家の劉暁波氏は刑務所にいれられています。




私がチャスラフスカを紹介したのは東アジア批判的雑誌会議に参加している韓国の李氏、白氏、沖縄の新崎氏の三人には、民主主義国家、共産党一党独裁国家、軍事独裁国家の内容を区別しないであらゆる国家を抽象的な国家としてひっくるめていることに注目してもらいたいからです。

李氏は、「南北の対立の中で、黄海のどこに線を・・・・エリアの重要性が問われている」と意見を述べているが、李氏の意見は北朝鮮国家の性質、韓国の性質を無視した意見であり、現実には全然通用しない意見だ。

白氏は、朝鮮半島分断の解決のため、国家主義によらない地域的連帯や国家の構造改革の必要性を述べたとあるが、北朝鮮は独裁国家であり、韓国は民主主義国家なのです。独裁国家をどのように構造改革するのか、民主主義国家をどのように構造改革するのか。
独裁国家と民主主義国家の違う体質の国家が統一されるということは困難です。まさかね水と油の独裁国家と民主主義国家を合わせて2で割るというのだろうか。そんなことは不可能だ。
朝鮮を統一するのなら朝鮮全体が韓国のような民主主義国家になるか北朝鮮のような独裁国家になるかである。
白紙は朝鮮が統一されるのなら北朝鮮のような独裁国家でもいいというのだろうか。

白氏の主張する「南北関係発展と平和解決のための宣言」を実行するということは韓国が北朝鮮に莫大な援助をするということです。北朝鮮が韓国に要求するのは物資援助だけです。北朝鮮の要求通りの物資援助をやれば北朝鮮は韓国を脅すことはないだろう。しかし、要求はエスカレートする可能性がある。

独裁国家である北朝鮮の国家体質を知り、北朝鮮の人民の生活を知った上で北朝鮮の問題は考えるべきではないだろうか。朝鮮統一を優先させるのを考えるのか、それとも韓国、北朝鮮の人々の自由と豊かな生活を考えるのか。私は後者を選ぶ。

民主主義国家と民主主義国家の戦争はない。民主主義国家は政治で解決することを優先する。
資本主義経済が発達したら戦争を避ける。中国は共産党独裁国家であるが、市場経済を導入して経済が発達し、貿易が盛んになった。市場経済は武力衝突や政治的トラブルには敏感だ。もし、中国が戦争をすれば貿易ががた落ちし経済が破綻してしまう。だから経済が発展した中国は戦争は避けている。
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