沖縄のコロナ感染が断トツのワースト1位になる原因を2年前に指摘した 指摘した通りになった

沖縄のコロナ感染が断トツのワースト1位になる原因を2年前に指摘した 指摘した通りである 

直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は29日時点で全国ワーストの657・66人である。全国平均214・90人の3・1倍であり、2位の北海道と比べても1・8倍の多さとなっている。
沖縄県のコロナ感染率が断トツに高いのは政府のコロナ対策とは違う感染拡大をさせる対策をしているからである。。そのことを2年前に出版した内なる民主主義24で指摘した。

経済悪化 コロナ感染拡大 デニー知事の最悪政治 
 沖縄県は人口10万人当たりの感染者数は33・87人となった。2番目の東京都13・27人を大きく引き離し、7日連続で全国最多となった。東京都の感染拡大が問題になっているが沖縄は東京都の3倍に近い。デニー知事が緊急事態宣言をしたにも関わらず感染率が全国で断トツの一位である。県の専門家会議のコロナ対策が最低と言われても仕方がない。

 緊急事態宣言後にコロナ感染は急激に拡大し、感染率は国内で断トツになった。するとデニー知事は数字では感染数が縮小するが実際は感染が拡大するという県民だましの政策を実施した。
デニー知事は重症化リスクがある人と医療・介護従事者を優先することに決めた。濃厚接触者であっても発熱などの症状が出ていない人の検査はしないというのである。
 症状のない濃厚接触者の検査をしないのは検査依頼が増加して、医療機関や保健所が逼迫しているからだという。症状が出ていない人の検査が続くと重症患者の治療が困難になるというのが理由である。検査方法の見直しを提言したのは県専門家会議である。デニー知事と同席した専門家会議委員の沖縄県立中部病院・高山義浩医師は、
「症状が出た段階で検査すれば全く遅くない。症状がある人に対する検査態勢はしっかり守るので協力をお願いしたい」と述べた。
感染病専門の医師とは思えない発言である。感染病の一番の問題は人から人へ感染することだ。感染を防ぐことが感染病専門医師の一番の課題である。ところが高山医師は症状が出た段階で検査しても治療できるから、無症状の時に検査しなくてもいいと述べたのである。高山医師は感染拡大を防ぐ感染病専門医師ではなく治療専門の内科医師のようである。
 無症状の感染者は感染者である自覚がないために多くの人と濃厚接触して感染を拡大する。それが新型コロナの特徴である。新型コロナの感染力が高いのは無症状の感染者から感染させるからである。

 世界保健機関(WHO)の発表では感染しても30~50%の人は症状が出ない。新型コロナウイルス感染者のうち4割ほどが無症状の感染者からうつされているという。濃厚接触者であっても症状がなければPCR検査しないという沖縄の感染病専門会議の提案は間違っている。
世界から日本はPCR検査が少ないと批判されていた時でも政府のクラスター対策班は感染者の濃厚接触者を徹底してPCR検査をした。徹底した濃厚接触者のPCR検査が感染拡大を防いだのだ。ところが濃厚接触者であっても無症状であればPCR検査をしないという県専門家会議の提案を受け入れた県の政策は感染者を拡大させる政策である。

沖縄県のPCR検査は人間差別
 テレビニュースを見て愕然とした。デニー知事が決めた濃厚接触者に対するPCR検査は人間を差別する検査方法であったからだ。信じられないことである。
濃厚接触者が医師や看護師など医療関係者であれば全員PCR検査をする。しかし、県民の場合は無症状であればPCR検査をしない。検査をしなければ感染しているかいないかが分からない。分からない状態で生活しろというのである。精神的に不安な生活をすることになる。検査をすることは感染不安を解消することでもある。
濃厚接触者で症状のない人に県が要求したのはそれだけではない。無症状者は2週間は外に出ないで自宅に居ろというのである。感染者が自宅にこもるというのは理解できる。しかし、濃厚接触者全員が感染者ではない。感染していないのに自宅にこもらなくてはならないとはおかしい。検査すれば感染しているかしていないかが分かるのに検査をしないで感染者として扱われるのだ。それは人権蹂躙に等しい。無症状者は感染していなくても2週間の在宅をして会社を休まなければならない。休んでも県から補償金は出ない。濃厚接触者は感染していなくても2週間は収入が断たれるのだ。
濃厚接触者が陽性である確率は過去の実例から見ると最も高いのが16・7%である。低いのは8・6%である。80%以上の濃厚接触者は感染しない。80%の人は感染していないのに2週間も在宅して会社を休まなければならないのだ。明らかに人権蹂躙であるし、人間差別である。

 医師中心の県専門家会議は人間差別のPCR検査方法を提案した。デニー知事は提案を受け入れて、人間差別の政治をデニー知事は実施したのである。

 感染率を数字だけ低くする目的で感染専門医師が考え出したPCR検査方法は人間差別の検査方法である。この事実に気づく政治家、識者が沖縄そして日本にいるだろうか。

八重山は濃厚接触者の全員検査を維持 正しい選択である
 県は濃厚接触の無症状者は検査しないことを決めたが、八重山は濃厚接触者を全員検査する従来の方法を堅持することを決めた。中山石垣市長が全員検査を主張し、地元関係者からも県の方針変更に懸念の声が上がっていた。
 沖縄で最初に独自の緊急事態宣言したのが中山市長であった。そして、コロナ感染源の店名を発表した市長である。そのことを「内なる民主主義23」に掲載した
     内なる民主主義24 2020年9月出版

 デニー知事は専門家のいいなりの知事である。専門家会議で決めたことがそのまま県の方針となる。国のクラスター対策班は濃厚接触者を全員PCR検査をする方針であるが沖縄は政府の方針に従わず専門家の方針に従っている。濃厚接触者を徹底してPCR検査をしたから欧米のような感染爆発は起こらなかった。沖縄はクラスター対策班が指導した濃厚接触者のPCR検査をしなかったから感染爆発をした。
 翁長知事・デニー知事と続いた県政は県庁幹部が政権を握っていて知事は県庁幹部の言いなりである。だから、コロナ対策でも県病院の専門医師のいいなりである。日本の専門家はコロナのクラスター感染を認めていない。空気感染を主張している。沖縄の専門家も同じである。県庁幹部が実質的な権力を握っている沖縄は専門家の方針を優先させているのである。だから、感染爆発が何度も起こった。
県のコロナ対策によってコロナ感染がどんどん拡大していき、拡大に対する処置が適切ではないために南部医療センター・こども医療センターで診察まで「5時間待ち」になっている。
診察のために来るのは発熱やせき、咽頭痛などの症状があるからである。コロナは感染しても症状がない人もいる。症状はなくても感染力同じである。症状のない人からの感染拡大を防ぐことはできない。数字以上に感染者は多いのだ。沖縄のコロナ対策は感染が広がり医療逼迫する対策である。だから、感染爆発し医療逼迫になったのである。
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