日米安保粉砕のために米兵の少女暴行弾劾する大会

日米安保粉砕のために米兵の少女暴行弾劾する大会<center>

米兵による少女暴行を弾劾する大会の垂れ幕には「辺野古・大浦湾埋め立て阻止」と「日米安保粉砕」を書いてある。大会は米兵の少女暴行だけでなく辺野古埋め立て阻止、日米安保粉砕を掲げている反米主義の団体が主催した大会である。米兵の少女暴行を弾劾するのを目的にした市民団体ではない主催したのは反米主義の左翼団体である。




 少女暴行をしたのは一人の米兵である。他の米兵はやっていない。しかし、あたかも米兵の誰もが少女暴行をやると決めつけている大会である。そのような主張になるのを垂れ幕の安保粉砕が示している。この大会を主催した団体の本当の目的は日米安保粉砕である。安保を粉砕する方向に展開できるものとして米兵の少女暴行弾劾があるのだ。
 日米安保粉砕を主張するのは反米主義の左翼である。左翼が米兵の少女暴行弾劾を利用して安保粉砕の運動をするために開いた大会である。


 反米主義だから沖縄のすべての米軍基地撤去を主張する。だから、米軍基地建設のための辺野古埋め立てに反対である。少女暴行をしたのはブレノン・ワシントン(25)という米兵である。彼は米兵の中の一人であるろ。米兵が少女暴行をしたというのではなくブレインが少女暴行をしたということである。少女暴行はブレインという男がやったことであって他の米兵には関係がない。しかし、少女暴行弾劾大会では米兵がやったことを強調し、米兵全員が少女暴行をやるとイメージを作り上げている。


 少女暴行を弾劾する大会では米軍関係者による性犯罪が後を絶たない沖縄の現状に憤りを示し、「普通の暮らしを返せ」などとシュプレヒコールを上げた。また、沖縄出身でジェンダー学を専攻する大学院生の島袋里穂さん(28)が登壇し、性犯罪が被害者の心に与えるダメージは長く続くと強調。「被害に遭っているのは私と同年代の女性たち。それからずっと若い小さな女の子たち。もううんざりです」と声を振り絞った。「綱紀粛正、こんな言葉は聞き飽きました」「尊厳を繰り返し踏みにじり、謝罪すらしない米軍。もはや沖縄から出て行ってもらうしかありません」とする抗議決議文を採択。軍隊の配備の拒否や、米軍が絡む全ての事件・事故の公表などを求めた。
報道では沖縄県内では米軍関係者による性犯罪が繰り返し起きてきたと述べ、県警によると、1972年の日本復帰から23年までの間に、現在の不同意性交等にあたる容疑での検挙件数が少なくとも134件と書いてある。そして、米軍側は綱紀粛正と再発防止を誓うが、根絶にはほど遠いと述べている。


 もし、沖縄の男性が性犯罪を一切やらないで不同意性交等で検挙されたことが一件もなかったとしたら彼らの主張は正しい。しかし、現実は違う。米兵の性犯罪より沖縄の男性の性犯罪のほうがはるかに多い。
 性犯罪の原因は男性の性欲である。米兵であれ沖縄人であれ男性の性欲は同じである。沖縄は沖縄男性のほうが米兵よりはるかに多い。だから、沖縄男性の性犯罪が米兵の性犯罪よりはるかに多いのは確実である。
 大会では性犯罪が被害者の心に与えるダメージは長く続くと述べているが、加害者が米兵であろうと沖縄人であろうと心に与えるダメージは同じである。加害者が沖縄人であればダメージはないというのはあり得ない。少女の性被害を問題にするなら沖縄の少女の性被害の全体数を出すべきである。米兵による被害を問題にして沖縄人による被害を問題しないのは性被害を問題するのではなく米兵が沖縄に存在することを問題にしているからである。


集会では「綱紀粛正、こんな言葉は聞き飽きました」「尊厳を繰り返し踏みにじり、謝罪すらしない米軍。もはや沖縄から出て行ってもらうしかありません」と米軍基地撤去を主張している。
米兵の少女暴行事件を弾劾する大会の本当の目的は米軍基地撤去、日米安保粉砕である。米兵や沖縄男性による少女暴行事件を弾劾するのが目的だけの大会を開くようなヒューマニズムな活動組織は沖縄には存在しない。

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