立憲民主党と共産党が選挙共闘をした いいことである

立憲民主党と共産党が選挙共闘をした いいことである

 立憲民主、共産、社民、れいわ新選組の4野党は安全保障関連法の廃止を求めるグループ「市民連合」が仲介する形で次期衆院選の事実上の共通政策を締結した。いいことである。
立民・枝野代表は「首相になってこの国を変えたい」と首相を目指していることを公言している。「首相になる意欲がなければ、野党第一党の党首というしんどい仕事はやらない」と首相になることに全力を注いでいる枝野代表である。首相になるには国会議員の過半数の支持が必要である。野党を結束して過半数を確保することを枝野代表は目指している。自民党と過半数確保の闘いを宣言しているのであり、二大政党を目指しているということだ。日本の政治問題は自民党がずっと与党であり続け、自民党と対等の政党が存在していないことにある。
前の衆議院選では自民党が75.4%(議席占有率)に当たる218議席を獲得した。しかし得票率は48.2%で過半数を確保していない。国民の50%以上は自民党を支持していないのが現実である。国民は自民党以外の政党が政権を握ることも望んでいるのである。野党が共闘して候補者を絞れば野党の議席は増えるだろう。4野党の選挙共闘は自民党から政権を奪うには大きな前進である。しかし、共闘で政権を握ったとしてもバラバラな政党では政治をスムーズに進めることはできない。現実は常に変化し新たな政治課題が次々と起こる。4党の政策が一致しない時はバラバラになり共闘は崩壊する。そうならないためにはひとつの政党にして、自民党のように選挙で代表を選ぶようにしなければならない。選挙共闘は合流へ発展させるべきである。国民民主と維新の会とも合流すれば国民の支持率はあがるだろう。自民党と肩を並べることができる。
志位委員長は「日米安全保障条約廃棄」など立民との政策の不一致点は新政権に持ち込まないと述べているが不一致点があることが問題である。不一致点は必ず政策の分裂を生む。だから一つの政党にして不一致点は党内で一致させなければならない。枝野代表が首相を目指すなら、志位委員長が政権交代を目指すなら野党の合体しかない。共産党の名を破棄して。立憲共産民主党はどうか。
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