名護市議会は県民投票関連予算を可決したが決定ではない。逆になるかも

名護市議会は県民投票関連予算を可決したが決定ではない。逆になるかも 
 名護市議会は定例会最終本会議で、県民投票の事務経費を含む補正予算を賛成、反対の両討論後に、議員25人のうち、野党13人が賛成、公明1人、与党11人は反対した。これで県民投票参加が決まった・・・・かというとそうではない。。県民投票に参加するか否かはまだ決まっていない。
県民投票に参加するか否かを最終的に決定するのは議会ではなくて市長である。地方自治法でそうなっていることを県は県民投票予算を否決した下地宮古島市長などに何度も繰り返し説明している。

 名護市は議会で県民投票の事務経費を議決した。だから、県民投票やることが決まったというのは間違いである。市長が県民投票に反対ならば事務経費を排除して県民投票に参加しないことができる。このことを何度も強調しているのがデニー知事、謝花副知事である。

 デニー知事が強調しているのは議会で県民投票の補正予算を否決しても、市長の決断で補正予算を組んで県民投票ができるということであるが、逆も真なりである。
つまり議会が予算案に賛成しても首長の判断で予算案を排除することができるのだ。
 であれば渡具知名護市長の判断で県民投票の予算を除外して県民投票をやらないこともできる。その時にデニー知事は議会の決議を尊重しろとは言えなくなる。
 名護市議会は与党と野党の議席は同じであるが、獲得した市民票は与党の方が多い。渡具知市長が民意を優先させるなら予算案否決が正しい。渡具知市長が県民投票に参加しない決断をしてもデニー知事は批判することはできない。
名護市議会は一票差で県民投票関連予算を可決したが、最終決定ではない。最終的には渡具知市長の決断によって決まる。
渡具知市長は辺野古移設に賛成とは言っていないが、辺野古移設による防衛省の交付金を受け取っている。賛成とは言っていないか本当は賛成であるのが渡具知市長である。

渡具知市長の決断に期待しよう。
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県民投票:糸満市議会、予算案を否決

県民投票:糸満市議会、予算案を否決 市は再議方針
2018年12月21日 12:01

 糸満市議会(大田守議長、定数21)は21日の12月定例会最終本会議で、沖縄県名護市辺野古の新基地建設に必要な埋め立ての賛否を問う県民投票の実施予算案約1440万円を9対10の賛成少数で否決した。市議20人が出席した。市は早ければ来年1月上旬に再議に付す考え。
                     沖縄タイムス
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