辺野古残酷物語



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辺野古残酷物語
名護市写真


名護市の前景写真である。沖縄本島は東海岸と西海岸は普通別々の市町村になっている。那覇市は西海岸に面していて東海岸は西原町や与那原町になっている。浦添市や宜野湾市が西海岸で西原町や中城村は東海岸に面している。
名護市は東西の海に面している沖縄本島では唯一の市である。以前は東側は久志村であった。辺野古は久志村に属していた。久志村は名護市に吸収合併されたのだ。
久志村が吸収合併されているのを知ったのは辺野古問題を知るようになってからだ。私は久志村が名護市と合併したことに驚いた。東と西では産業構造が違うから政策も二重になるからだ。西海岸は遅くまで明るく経済が発展してきた。水平線に太陽が落ちていく美しい夕日が見れるので観光産業も西海岸に集中してきた。
東海岸は観光に向いていないから農業中心になっていかざるをえない。しかし、沖縄の農業の発展は難しい。
写真でわかるように同じ名護市でも西海岸の名護は経済が発展して大きい街になっている。しかし、東海岸は緑
が多く小さな住宅地が点在しているだけだ。西海岸は栄えて人口も増えているが東海岸は停滞し過疎化が進んでいる。
白字の辺野古飛行場予定地の右側が辺野古崎であるが名護市の人口密集地と比べてかなり小さいことが分かる。

名護市の密集地を拡大した写真を見てほしい。



黄色い線が国道五八号線である。実は現在の国道五八号線から海側は埋め立て地である。昔の国道五八号線はヒンプンガジマルのある道路であり商店街を通っていたが、道路が狭かったので海岸を埋め立てて国道五八号線を現在の場所に移した。そのために商店街は売り上げが落ち、シャッター街になった。市役所も野球場も埋め立て地である。若いころに何回も名護に行ったことがある。名護に入るとすぐにヒンプンガジュマルを見た。そのくらいヒンプンガジマルは海に近かったものだが、最近は奥の方になっている。埋め立て地の広さは辺野古飛行場予定地よりもはるかに大きい。
名護の経済が一番発展しているのが埋め立て地である。

名護市が経済不況といっても、名護市の人口が集中している名護市街は別だ。旧商店街は不況であっても新国道沿いの店舗は繁盛している。
やんばるは過疎化が進んでいるが名護市街は発展し続けている。

辺野古残酷物語は久志村が名護市と吸収合併したことにある。

過疎化が進んでいる辺野古にとって普天間飛行場の移設は経済活性化のチャンスである。
しかし、西海岸の名護にとって辺野古移設は経済的にはなんのメリットもない。迷惑なだけである。だから辺野古移設に反対である。西海岸の市民は東海岸の経済に関心がない。そうでありながら多数を占める西海岸に政治的な決定権がある。どんなに辺野古住民が普天間飛行場の移設を望んでも圧倒的少数の辺野古民には決定権はない。圧倒的多数の西海岸の市民に決定権がある。辺野古移設反対の公約を掲げた稲嶺候補を当選させたのは西海岸の恵まれた市民たちである。
辺野古残酷物語である。

名護市と合併しないで久志村であったなら辺野古移設はスムーズだったはずである。

西海岸の名護市民に虐げられているのが東海岸の辺野古住民である。
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