末松候補の敗因



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末松候補の敗因
名護市長選確定得票数

 当19839 稲嶺  進<2>無現
 =[共][生][社]

  15684 末松 文信 無新
=[自]

 稲嶺候補が4155票の差で当選した。末松候補が当選すると思っていた私の予想ははずれた。残念である。稲嶺候補が前回よりも票差を広げて当選した事実は認めなければならない。末松候補の敗因を云々するより、稲嶺候補を支持した名護市民の気持ちを理解するのが先である。人間は幸せを求めて生きている。その気持ちが根底にあり、名護市民は稲嶺市長を選んだ。名護市民はお金よりも基地のない平和な生活を望んでいるということである。
 石破幹事長の露骨な500億円交付金を嫌い、辺野古移設に反対した。これが名護市民の選択である。
 
 ただ、私にはしこりが残る。「県外移設」問題だ。私は「県外移設は不可能」であることを訴え続けてきた。もし、県外移設が不可能であり、「普天間固定化」か「辺野古移設」かの二者択一の選択であることを名護市民が認識した時でも「辺野古移設反対」の稲嶺候補を選んだだろうか。「辺野古移設」に反対することは「普天間固定化」に賛成することである。この厳しい選択を迫られた時、「辺野古移設」はやむを得ないと考える名護市民は多いと思う。

 自民党県連は「県外移設」を公約にしていたのに、「辺野古移設を公約にしないと除名するという石破幹事長の忠告に公約を「辺野古移設」に転換した。仲井真知事は「県外移設したほうが辺野古より早い」と言っていたのに「辺野古埋め立て」を承認した。
 自民党県連や仲井真知事は「県外移設」は可能であると認めている。「県外移設」は可能であるのに「辺野古移設」を選択したというイメージを名護市民に与えただろう。

 「県外移設は不可能である」ことを名護市民に認識させるには革新系の思想と真正面から対峙し勝たなければならない。それができなかった自民党県連、仲井真知事に名護市長選挙の敗因はあると私は思う。
 
地元の辺野古の住民は移設に賛成しているのに名護市長選では辺野古移設反対の稲嶺立候補が当選した。本土では地元も普天間飛行場移設に反対するに違いない。名護市長選でますます明らかになったのは「県外移設」は不可能であることである。

「県外移設は不可能である」ことを明確にした上で、辺野古移設は自然環境を破壊しない。海に囲まれているから住民への被害はない。「辺野古移設なくして北部の経済発展はなし」を主張するべきである。
お金のことは最後に持っていくべきである。お金が全面にでた名護市長選は昔の派閥政治丸出しであった。

革新政治思想から逃げてお金で当選する時代はすでに終わっている。
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