Triority(トライオリティ)

四十にして惑う、それがトリニータ。

まるで大宮戦(39節栃木戦)

2023-11-03 01:29:25 | マッチレポート23'
さっき順位表見たら明日のお昼にある甲府−熊本で甲府が勝つともう昇格を目指すという意味合いでの今シーズンは終了なんだね。まあ明日は仕事だから試合は観られないけど、熊本にシーズンの大目標を託さないといけないのは何か嫌だね。自分たちが弱いのが一番悪いんだけど。


終盤に力尽きて勝ち点を失うという今シーズン何度も見た試合展開。押し込みながら点が取れなかった大宮戦は勝ち点ゼロだけど、この試合は前半に先制点を決めることが出来たから何とか勝ち点1は拾えたけど、同じような展開でもう見飽きたなという印象。


ボランチのところの攻守分業制はうまく機能した感じ。ビルドアップのスタートは羽田に任せて将輝は前での仕事を担当。得点シーン以外でも藤本のさらに前に走り込んでクロスを上げたりとしっかりとタスクを理解して躍動していた。将輝がもう一つレベルを上げるには運動量とか球際の強さだけじゃダメだと思うからこういうタスクをやり切れたことは大きな収穫だと思う。羽田もボールへの関与回数多くビルドアップに貢献出来ていた。


この試合で印象的だったのは実況、解説ともに伊佐の前線での奮闘をやたらと褒めちぎってくれたこと。解説の戸川さんにいたっては67分くらいのやや伊佐が不利な体勢からマイボールにした場面では感嘆のため息をもらすほどだった。伊佐の魅力であるこういうところを分かってもらえると本当に嬉しい。


最近頻発するこういう展開だけど、なぜそうなってしまうのかとやはり考えるわけだけど試合後の監督インタビューでは「選手がボールを持つことを放棄したから」とまとめている。「ボールを持つことを放棄する」つまり「大きなボールを蹴ること」だと思うんだけど、確かに終盤に近づくにつれて香川やデルラン、テイシェイラあたりが大きなボールを蹴ることが多くなってきている。ただそれは時間の経過とともに追いつかないといけない栃木の選手のプレッシャーが強まってくるのは当然のことであってリスクを考慮したら前半などにくらべて蹴る回数は多くなってしまう。ボールを持つことを放棄した理由として監督が挙げているのが①選手のポジショニング(が悪い)、②選手の判断(が悪い)、③選手の勇気が足りないの3つ。( )内は補足だけど、それでもここまで明確に選手に責任を求める監督も珍しいと思うけど、まあそれはいいか。でもここで思い出されるのが先ほどの伊佐のこと。伊佐の前線からの頑張りがあれだけ実況、解説から評価されるということは前半からそれなりに大きいボールの数もあったからではないのか。この試合での伊佐のアウトは73分。大きく蹴っても前線で頑張ってくれる人がいなくなってしまったから押し込まれてしまうのではないかという仮説もとんでもなく外れているわけではないと思う。長沢がどうのというつもりはないけど、伊佐のハードワークが前提で成り立っているビルドアップでしかないのではないかと思えてしまう。


あとこの試合で「ジャッジに若干ストレスを感じた」とかコメントしちゃう監督マジでどうなのよ。終盤とはいえデルランの愚行はレッドカード出されても何の文句も言えないわけであってそれを大甘で救ってもらったにも関わらずだよ。自分がイエローカード出されたからだろうけど感情的なコメントを口走る監督は信頼出来ないよ。あとデルランは矢野貴章が差し出してくれた握手を拒否したらアカンよ。それはあまりにも幼い。


半日後には厳しい現実を突き付けられているのか、はたまた首の皮一枚残して金沢戦に臨めるのか。金沢も降格が決まっているから完全な消化試合になってしまうことだけは避けたい。
コメント
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