USB接続の電卓兼テンキーボード

 私が愛用するノートPCには、当然、独立した10キーボードが付いていない。だからExcelでたくさん数字を入力する時には結構面倒だ。そこで登場するのがこの電卓兼10キーボード。「なんだ、普通の電卓じゃん(郷秋<Gauche>はにわか浜っ子だ)」、と言う前に下の写真をよ~く見て欲しい。



 透明タイプなのでちょっと見にくいけれど電卓の頭から出ている線がUSBのケーブルで、これをPCのUSBポートに接続すると外付けの10キーボードとして認識される。電卓と10キーボードの切り替えはPC/CALのボタンで行う。



 押すたびにPC/CALが交互に切り替わり、PCモードの時には電卓のディスプレイには「------------」と表示される。Excelの場合には数字を打ち込みエンターキー(+のキー)を押すと選択されているセルに数字が入力され、Wordの場合にはダイレクトにその数字がカーソルの位置に入力されるんだ。

 便利なのが電卓での計算結果をExcelやWordに転送できる機能。Word では勿論だけれどExcelを使っていても、計算式を入れるほどでもなく手元の数字の計算結果だけを直接入力したい時は結構あるものだ。

 こんな時にはPC/CALのボタンで電卓モードを選択し(電卓のディスプレイは通常の電卓と同じ表示)、例えば12×12=とキーインするとディスプレイには144と表示される。当たり前だ、電卓なんだから。しかしだ、ここからが「技」。144と表示されている状態で「送信」ボタンを押すんだ。するとだ、選択されたセルやカーソル位置に144という数字が入力されるんだな、これが。

 このUSB接続電卓兼10キーボード、USBケーブルを取り外せば勿論普通の電卓として使えるし、つなげば10キーの他にカーソルを上下左右に移動させるキーもある優れもの。みんな知っているようで結構知らないんだな、これを。ノートPCと一緒に外付け10キーボードを持ち歩いているあなた、いつまでもそんなもの使っていないで早くこれに買い換えなさい!

CASIO 10KEY DENTAKU 実売価格は4,000円程度。
Canon テンキー電卓  実売価格は3,000円程度。
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