サルスベリ

 百日紅と書いてサルスベリと読む。読みのまま猿滑と書くこともありますが、やはり百日紅と書かれていた方がその花の「花となり」が良く判りますね。つまり梅雨の終わり頃に咲きだして秋口まで100日間咲いているから百日紅。随分と長く咲いているものだが、一つの花が100日間咲いているのではなく、フリル状の花弁をもった新しい花が次々に100日間咲き続け、まるで一つの花が100日間咲き続けているかのように見える百日紅。

 100日間咲き続ける百日紅ではあるが、上には上があり、1000日咲き続ける千日紅と云う花がある。もっとも、「千日」は長~~~く咲いていると云う比喩で、実際にはそんなに長い訳はないのだが、百日紅のように次々の新しい花が咲き続けるのではなく、一度咲いた花が長く咲いたままになっていると云う意味では千日紅も立派ではある。

 一つの花が長く咲き続けるのではなく毎日次々に咲くからと、日々草と名付けられた花もある。次々に咲いて長く楽しめると云う意味では百日紅と同じだが、一つひとつの花が大きく独立していることから次々に花を咲か咲かせている様子が良くわかるから日々草なのだろうな。


 と云う訳で今日の一枚は百日紅。秋口までの間に似たような写真を幾度かご覧いただくことになるやも知れませんが、ご容赦を!

 「恩田の森Now」に、6日に撮影した写真を掲載いたしております。突然の猛暑に襲われた森の様子をどうぞご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/ondanomori/

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