子猫・子犬より人間の子供対策が先なんじゃない?

「寝不足は幼い動物の健康によくない」として、環境省が今月中に動物愛護法の施行規則を改正し、来年6月をめどに、午後8時以降に子犬と子ネコを展示販売することを禁止する方針との報道。

 

全国のペットショップ約24,000店のうち、都会の繁華街を中心に深夜まで営業しているペットショップが数百店あるらしい。生まれて間もない犬や猫が健康に育つためには、少なくとも一日12時間以上の睡眠が必要と云うことだが、これらの店舗で売られる子猫・子犬は、照明がまぶしかったり、酔っぱらいにショーウインドーをたたかれたりして眠りが妨げられるため、病気がちになる、落ち着かない性格になるなどの指摘が、専門家から出ているという。

 

なるほど。それはそうだろう。来年6月施行と云わず、法改正と同時に施行したっていいんじゃないか。と書いて、それじゃ人間の子供はどうなっているんだと、郷秋<Gauche>は急に心配になったぞ。犬や猫が手厚く保護されるのに、人間の子供は野放しじゃないかと。

 

午後8時と云わず深夜まで子供を連れまわしている親がいるのを見て郷秋<Gauche>はびっくりしたことがある。深夜のファミリーレストランのタバコの煙が充満する喫煙エリアで友人との歓談に夢中になる母親のそのわきで、幼稚園児と思われる子供がテーブルの間を走り回っている。深夜のカラオケルームから親に手を引かれた子供があくびをしながら出てくる。こう云う子供が将来どんな大人になるのかと考えると郷秋<Gauche>はぞっとするぞ。

 

犬や猫でさえ、午後8時に寝せなくては正常な発達が出来ないと云うのに、人間の子供がこれでいいんだろうか。人間の場合には子供の養育に責任を持つ親が付いているから、親の裁量でと云う事なのかも知れないが、親の都合で子供を深夜まで連れまわして良い訳がない。子供が健康に育つためにはどうするのが良いのか、親の権利を制限してでも子供の権利を守ることを、もう少し真剣に考える必要があるんじゃないのかな。

 

 

今日の一枚は、小春日和の濡れ縁で惰眠を貪る恩田の森半野良半家の猫二匹。手を叩いたくらいじゃ起きやしない。郷秋<Gauche>も猫になりたいぞ。

コメント ( 2 ) | Trackback (  )