MC68000 Maniacs!
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ついでと言ってはアレですが「ギャラクシーフォースII」+「XE-1AP」もあわせてテスト。

メガドライブ版「ギャラクシーフォースII」は,開発が「CSK総合研究所」でありセガ名義ではありません。正直なところ移植版としてはかなり寂しい出来になっていると言わざるをえませんが,メガドライブでは絶対に移植対応できないであろうゲームを,無理矢理(?)に移植してしかも「それっぽく見える」ところまで仕上げた努力と技術力は評価に値するのではないでしょうか。宇宙空間のオブジェクトがえらく少ないとか,プロミネンスが貧弱だとか,自機が小さいだとか,洞窟じゃないだとか,言ってはいけません・・・。上位機種から下位機種への移植では「脳内補完」が重要なのです(笑)。そのステージで特徴的な部分を残し,その他の部分を大胆にカットしているのが,このソフトの凄いところ。アーケード版と比較すると明らかにスカスカなのに,それでも「ギャラクシーフォースII」だと断言しつつ,それなりに遊べてしまうクオリティ。まさに自分たちの世代が知っている「移植」そのものです。

全体的に動きがゆったりしたゲームなので,パッドでもそれなりに遊べてしまいますが,「XE-1AP」を入れる事で,自機の操作を細かく調整できるようになる,スピード調整が楽になる,などの利点があります。前者は,特に洞窟内で顕著。後者は,パッドの場合,攻撃とスピード調整が全てボタン操作だったものが,XE-1APでは,攻撃はボタン操作,スピード調整はスロットル操作にそれぞれ分担できるので,攻撃しながらのスピード調整が圧倒的に楽になります。ゲーム自体が簡略化されまくっているのは,ハードの性能差を考えれば仕方がない事ですよね。実際プレイしてみると,ステージ1(巨大戦艦)~ステージ2(プロミネンス)あたりは予想以上に頑張っている方ではないかと。たしかに洞窟部分の簡略化具合には驚きましたが・・・個人的には不思議と楽しんでプレイできていたりします。決して不出来な移植ではありません。でも,アーケード版のクオリティを求める人には絶対に薦めません。そういう人は素直に「3DS版」を買いましょう。

メガドライブ版「ギャラクシーフォースII」はもともと所持していませんでしたが,
地元のゲームソフト屋さんで「説明書欠品」のジャンク品というのを発見したのでゲットしてきました。
XE-1AP対応だったので思わずテストしたくなってしまった次第。



XE-1AP対応のゲームって他に何があったかなあ。
メガCDの「スターブレード」と「ナイトストライカー」が対応だったような・・・。
メガCDの実機環境も復活させようかしら。(`・ω・´)


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「XE-1AP」とは,X68000シリーズおよびメガドライブ向けに電波新聞社より発売されたアナログコントロールパッドです。本blogでは,2005年5月に中古品購入時の記事,2007年5月にメガドラ互換機での接続検証記事をアップして以来の登場になります。メガドラ互換機での接続検証時に「アフターバーナーII」を使用しているので厳密に言えば2度目のレビュー記事という事になりますが,前回記事には割と酷い事をさらっと書いてしまった(笑)ため,まるでメガドラ版「アフターバーナーII」が出来損ないみたいに読めてしまいます・・・。「with XE-1AP」が絶対的な条件なので,今になってプレイ環境を整えようとしても少々難しいところがあるのですが,条件さえ揃えば快適にプレイできる「良移植」作品なのです。本記事については,メガドラ2+XE-1AP の環境であらためてテストプレイを実施し,メガドライブ伝説シリーズの記事としてアップし直した・・・といったところでしょうか。

前述したとおり,メガドライブ版「アフターバーナーII」を快適に遊ぶためには「XE-1AP」が必須です。パッドでプレイした場合,自機は方向ボタンで指示したとおりに「直線的」にスーッと動きます。飛行機を操縦しているというよりは「照準」そのものを動かしているような感じです。人によってはこの方が楽に感じるかもしれませんが,移動速度が一定でしかも遅いため,反対方向への急な切り返しには対応できず,敵にめちゃめちゃミサイルを撃たれまくる事になると思います。これが「悪評」の原因。自機の動きが悪いとされ,スピードを稼ぐために簡略化した演出や背景にもケチが付き,結果的に評価されづらくなってしまった・・・と言う事ではないかと。

「XE-1AP」でプレイすると状況が一変。アナログパッドなので,自機を非常に細かく微調整しながら操作できるうえ,操作のスピードに(ある程度)あわせて自機が移動してくれるので,慣れてくるとX68000版のマウス操作の感覚にかなり近くなります。スロットルもアナログで,かつ「HIGH」←→「LOW」の操作にある程度のストロークが必要なので,アフターバーナーでの加速時はかなりアーケード感があります。動きが断然に良くなれば,背景が簡略化されている事なんてほとんど気になりません。PC-6001mkII版「スペースハリアー」が最終的に「画」ではなく「動き」で絶賛されたのだから,「動き」の良いメガドライブ版「アフターバーナーII」が評価されてもおかしくないはずです。

ひとつ注意点を挙げるとすれば,「XE-1AP」のレバー/スロットルの「センター調整」を確実に行う事です。「XE-1AP」背面にある CH0~CH2 のボリュームをプラスドライバー等で回して調整します。CH0が上下方向,CH1が左右方向,CH2がスロットルの調整に対応します。アフターバーナーIIのオプション画面にある「CONTROL」にて調整する事ができるので,CH0~CH2をすべて「127~128」になるように設定すればOKです。


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