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生誕25周年を迎えた攻殻機動隊シリーズの最新作「攻殻機動隊 新劇場版」を観てきました。

自分は原作本が刊行された当時からのファンで,「GHOST IN THE SHELL」はもちろん「STAND ALONE COMPLEX」シリーズも総集編まで含めて全て観ています。前者はLDとDVDとBD(旧版と2.0版両方),後者はDVD全巻(TVシリーズ+総集編+S.S.S.)を購入済みであります。我ながらかなりのハマり具合だったと自覚していますが,そんな攻殻機動隊シリーズも「Solid State Society」で一旦収束し,昨今はBDやDVDを引っ張り出してきて観直す事も少なくなっていました。そこに登場してきたのが,昨年劇場で公開され,今年になって地上波でも放送された,攻殻機動隊の最新シリーズ「ARISE」。前作「STAND ALONE COMPLEX」から数えてもすでに10年以上経過した今になって,リバイバルではない新シリーズが出てくるとは思いもしませんでした。個人的には「声優陣の総入替え」というのが引っ掛かってしまい,最初の劇場公開時には観に行っていないのですが,後に発売されたBD版を購入し観てみたところ・・・今までの「攻殻機動隊」のイメージが驚くほど忠実守られていて,自分を含む古くからのファンが納得するようなクオリティに仕上がっていました。

声優が入れ替わっているのに,イメージする声に違和感がないというのは本当に凄い。
しかも,素子だけじゃなく全員ですからね。(≧∇≦)

「ARISE」のストーリーは,公安9課が結成される以前に時間軸が設定されていて,馴染みの9課のメンバーもまだ「若さ」が感じ取れるキャラクターデザインとなっていました。特に素子が顕著で,S.A.C.の時のようにがっしりとした体形の義体ではなく,細身で身長も若干小さく見えるような義体であり,表情も若干丸顔で幼さが見える感じ。感情が表に出やすく猪突猛進なところがえらくツボにはまっちゃっいました。まだちょっと弱さがあって,ところどころ「可愛い」感じが滲み出ているあたりが好きです。ガチの恋愛が描かれていてちょっとびっくり。原作じゃあ半ば「同性愛」っぽく描かれていたけどなあ。

新劇場版公開に先駆けてテレビシリーズとして放映された最新エピソード「PYROPHORIC CULT」で,やっと9課の輪郭が見えてきています。新劇場版にはここからストーリーが繋がっていくので,今から映画館に行く人は「PYROPHORIC CULT」を観ていないなら観てから行くべきです。とにかくオープニング重要。ここからエンディングへ向けて至高の展開が待っています。欲を言えば「120分」で観たかったところですが,「PYROPHORIC CULT」と合わせて考えれば十分かなと。見どころは本編ストーリー全て。加えていうならエピローグでしょうか。今までのシリーズでも何度か登場した「あらそう」の台詞が今回も聴けます。かなり原作よりに描かれているので,古くからのファンは思わず反応してしまうと思います。あとは「桜の24時間警備」でしょうか。S.A.C.にも登場しているシーンですが,個人的には徹底的に原作よりに描かれている「新劇場版」の方が好き。スタッフロール中に差し込まれる映像なので,早めに退場しちゃって見逃したりしないよう注意。

パンフレットがなかなか豪華なので,購入するのがお薦めです。
来場者特典で原画のレプリカが貰えました。(≧∇≦)




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