「スーパー32X」対応ソフトとして登場した「V.R. バーチャレーシング DELUXE」は,セガバーチャプロセッサにより実現された「V.R. バーチャレーシング MD」の上位版と言える作品です。32X対応により,20,000ポリゴン/秒での出力が可能となり,フレームレートも最大20fpsまでパワーアップ。それでもアーケード版には遠く及ばない訳ですが,メガドライブというプラットフォームでここまで実現できているのが単純に素晴らしいのです。特筆すべきは,現時点で最もハイクオリティな移植作品であるPlayStation2版「V.R. バーチャレーシング -FlatOut-」を操縦性(操作性)の面で凌駕していること。32X版と同じ操縦性をPS2版でも踏襲できていれば,「V.R. バーチャレーシング -FlatOut-」はアーケード版を超えることができたと思います。まあ・・・セガサターン版があまりにも不甲斐なかったのがダメなんですよね。本来,アーケード版を超えなくちゃいけないのはセガサターン版のはずですしね。
という事で,最もアーケード版に近い「V.R. バーチャレーシング DELUXE」をプレイ。
ゲーム内容としては,アーケード版に準じた3コースに加え,新たに2コース(Highland,Sand Park)が追加。選択可能な車体も従来のフォーミュラーカーに加え,新たに2車種(ストックカー,プロトタイプカー)が追加されています。車種毎に操縦時の挙動特性が違っていて,同じコースでも攻略がガラッと変わってくるのが非常に楽しいところ。個人的には,ストックカー+Highlandコースがかなりお薦め。スタート直後のクランク状のコーナーをドリフトを振り返しながら全開で抜けるのがえらく気持ちいいのです。もう一方の新規車種であるプロトタイプカーは,ボディカウルから発生する高いダウンフォースを表現してか,ピタッと落ち着いた挙動であまり滑らない感じ。言い方を変えれば操作に対し反応が重い感じで,自分としては一番扱いづらい車種かなと。
メガドライブ版よりもフレームレートが上がった事で,レース中の前方の視認性がかなり良くなりましたが,それでもコクピット視点ではプレイが辛い状態。無理せずデフォルトの視点(車体後方からの視点)でプレイしています。従来の3コースであればコースレイアウトは記憶済み・・・なはずなのに,ノークラッシュで走っても6位以上に上がれません(泣)。全開でいけるところをビビッてアクセル抜いちゃってるんでしょうね。タイムが厳しくて5ラップ完走できないことがあるってのは・・・明らかに遅い証拠。タイムアタックモードを走り込んで感覚を取り戻さないとダメですね。こりゃあしばらくは修行ですな。
スーパー32Xを装着した状態でも,通常のメガドラカートリッジを使用する事ができるので,
とりあえずはこのまま運用状態をキープしようと思ってます。
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