音源のタイプによってハイレゾに向き,不向きがあるとは思っていますが,それ以前に自分が聴いている音源ファイルが,どの程度高音質なソースからマスタリングされたものなのか?の方が重要。自分がお世話になっているサイト「e-onkyo music」では,販売されている音源ファイルの購入画面に「flac 96kHz/24bit」などファイル形式とサンプリング周波数/量子化ビット数が表示されているのですが,これは「最終的にマスタリングした時の環境が96kHz/24bitである」という事であり,マスタリングのソースにあたる音源がどの程度の音質でレコーディングされていたのかを示すデータではありません。ハイレゾ音源の中には「44.1kHz/16bit」でレコーディングされたソースを「96kHz/24bit」でリマスターしたものもあり,たしかに「CD以上の音質」でマスタリングされてはいるのでしょうが・・・ソースがCDレベルの音質では,あまり高音質にはならないような気がします。
手持ちのハイレゾ音源ファイルについて,いくつか調べてみました。
(今井麻美)
・天空の炎 ~miragem~ -Jazz Arr ver.-
88.1kHz32bit → 96kHz24bitマスタリング
・風と猫のStoria
96kHz/24bit → 96kHz24bitマスタリング
・Aroma of happiness
48kHz24bit → 96kHz24bitマスタリング
(原由実)
・Crossover
96kHz/24bit → 96kHz24bitマスタリング
(アイマス関連)
・弦楽四重奏 初恋組曲
96kHz/24bit → 96kHz24bitマスタリング
最近,ハイレゾづいている今井麻美さん関係の楽曲では「風と猫のStoria」がもともと96kHz/24bitでレコーディングされていた様子。原由実さんの「Crossover」も同じ。アイマスの「弦楽四重奏 初恋組曲」についても,96kHz/24bitでレコーディングされたソースがもとになっているようです。個人的に気になったのが,量子化ビット数32bitでレコーディングされている「天空の炎 ~miragem~ -Jazz Arr ver.-」。未購入の楽曲でしたが,調べている最中に高音質でレコーディングされていたものである事に気付き,急遽購入しました。実際聴いてみると・・・ボーカルと各楽器が,より輪郭がはっきりして,立体的に聴こえます。かなり良い感じ。おそらくハイレゾで聴いた際,きっちり「効果」が出るように最初から考えてレコーディングされていたのではないでしょうか。手持ちのハイレゾ音源の中では「初恋組曲」と「天空の炎」が非常にはっきりと「効果」を感じられる楽曲になっています。
いまさら何を言ってるんだ・・・って思う人も多いでしょうが,「にわか」にはなかなか解らんのです(笑)。
今後はこのあたりの情報に惑わされないよう,楽曲選びをしたいと思います。(`・ω・´)
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