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待ちに待った「人喰いの大鷲トリコ」が発売になったので早速購入しました。

2009年にPlayStation3向けソフトとして告知されてから約7年。「ICO」や「ワンダと巨像」を手がけた上田文人氏が監督を務める新作としてずっと期待していましたが,2011年に予定されていた発売が延期。さらに「上田氏SCE退社」が報じられたことで,もう発売される事はないかもしれないと半ば諦めモードになっていました。しかし,開発が継続されている旨の情報が時折報じられ続けていたので,信じて待つこと約4年。2015年にPlayStation4へのプラットフォーム変更が報じられるとともにに東京ゲームショウ2015でプレイ映像も公開されたことで期待感が再燃。そして2016年12月6日についに発売となりました。当然ながら「初回限定版」をゲット。これだけ楽しみにして購入したゲームは,近年では「大鷲トリコ」以外にないですね。

ゲーム内容は,謎の少年(主人公)と人喰いで恐れられている「大鷲トリコ」が,忘れられた巨大遺跡を共に旅するアクションアドベンチャーゲーム。ゲームに同梱されている説明書を開いてみると・・・「その大鷲は,鋭い牙こそないものの巨大な体と長い爪を持っていて,恐ろしい色の目で少年を威嚇していました。ただ,それは怯えているだけのようです。急に近づいたりして興奮させないようにしてください。怯えているのはなにか原因があるかもしれません。たとえば怪我をしていたり,おなかが空いていたり。仲良くなれば,きっと冒険の手助けとなるでしょう。諦めずに上手に仲良くなってください。」・・・と書いてあります。えらく和やかな文面ですが,実際ゲームを始めてみると,えらく巨大な「大鷲トリコ」に槍が突き刺さって血だらけで横たわっていて,いまにも「喰うぞ」といわんばかりのギラギラの目で睨まれるところからスタート(笑)。近づくと威嚇されるし,最初はめちゃめちゃ恐かったです。

あまり説明がないので解りづらかったのですが,トリコの餌は「樽」そのもの。
樽を拾ってきて目の前に置いてやると,そのまま「ボリボリ」食べます。鋭い牙は無いんじゃなかったっけか??
ちなみに最初のシーンでは,トリコの近くにいると樽を食べないので,ちょっと離れて待ちましょう。

次の行動が解らなくてうろうろしていると,ナレーションがヒントをくれたり,トリコの視線がヒントだったりと,なかなかの親切設計。トリコが言うことを聞いてくれなくて苦労しそうな気がしますが,意外なほど意思疎通(?)が図れている気持ちになれるので驚きますよ。自分ひとりでガンガン先に進んじゃっても「トリコー」って呼ぶと自分なりに「道」を見つけて後ろからついてきてくれます。曲がり角の向こうからヒョコッと顔を出す仕草が猫みたいでえらく可愛いのです。まあ・・・近づくと巨大なんですけどね(笑)。

上田作品だけあって,とにかく美しいゲーム。
まだ序盤を遊んだだけですが,動きにジレンマが少なく,結構夢中になって遊んでしまった感じです。
トリコの動きがひたすら秀逸。これを観るだけでも購入の価値があると思います。

個人的には120点。長く待っていただけの甲斐はありました。(≧∇≦)


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