MC68000 Maniacs!
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セガの名作「スペースハリアー」にはファミコン移植版もあります。

ファミコン版の製作はタカラが担当。1989年1月に発売されたもので,ファミコンソフトが非常に多くリリースされていた時期の製品です。「スペースハリアー」を移植するためには,ファミコンというハードウェアの性能は明らかにパワー不足なのですが,タカラ製「スペースハリアー」はかなり頑張って作られている方ではないかと思います。まあ・・・ファミコン移植版をアーケード版と比較して出来の良し悪しを語るような人もいないかと思いますが(笑),頑張って作られてはいるものの・・・我々が知っている「スペースハリアー」とはかなり別物に仕上がっています。そのあたりをきっちり理解してプレイしないと,正直「ク○ゲーム」にしか感じない可能性があります。ある程度「心の広さ」を持った「大人向け移植版」といったところでしょうか。

ゲームとしてはかなり高いレベルで作られていると思います。(`・ω・´)
・・・が,実際やってみると問題だらけだったりします。

例えば,画面上で「ハリアー」だけサイズがえらく小さくなっていて,画面の端から端まで移動するのに若干時間がかかるのです。それなのに敵が撃ってくる弾は弾丸ライナー状態なので,ぐるぐる回っているだけでは弾がかわせない事が多々あります。そのうえ,敵が多数出現するシーンではガンガン処理落ちするので,自分の弾が連射できなくなったりして,ザコが撃ち落とせなくてそのまま本体に激突死したり,ボス戦が無駄に長引いて敵弾が回避できなくなったりと,理不尽な事故が多発します。ボスが撃ってくる「火の玉」も,スプライト限界で消えまくるので,特に高次ラウンドのボス戦では,回避タイミングだけ厳密に守って,弾道は「脳内補間」するしかない状態になります(笑)。

正直なところ「こんなゲームにマジになっちゃてどうするの?」って感じですが,ハリアーがちっちゃくなっている関係で,地上物が回避しやすくなっていて(というか,あまり気にする必要がない),回避行動に使えるスペースがかなり広くなっています。また,遠景の敵に結構弾があたる仕様になっているので,弾を撃たれる前に敵を撃破できるポイントが多数あります。これらのことを念頭においてプレイすると・・・意外に遊べてしまうのです。特に後者は「対ドム」において絶大な効果を発揮するので,覚えておいて損はありません。

一応,最後には「HA-YA-OH」が出てきますが・・・マークIIIにくらべたら激弱です。


【裏技】
○コンティニュー
 ゲームオーバーになったら,すぐに「下,下,上,上」と入力すると,その場からコンティニュー可能。
 ネットで検索すると「下,下,上」と情報が出てきますが,自分が「レトロフリーク」で試した限りでは,
 もう1回上を押さないとダメでした。この裏技がなければクリアなんて無理だと思います。

○サウンドテスト
 タイトル画面で「右,左,下,上」と入力するとサウンドテストモードに入れる。

○ラウンドセレクト
 サウンドテストにて,7,6,5,4,3,2 の順で曲を再生し,EXITすると,ラウンドセレクトができる。

○コンフィグモード
 サウンドテストにて,7,4,3,7,4,8,1 の順で曲を再生し,EXITすると,
 難易度とハリアーの操作(上下反転)を変更できる。また,ハリアーを「戦闘機」の姿に変更する可能ですが,
 被弾したときは,一時的に「人の姿」に戻ってしまいます(笑)。


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