残菊物語 2012-04-30 21:41:40 | 映画 『残菊物語』 溝口健二監督 ☆☆☆☆ 溝口監督の初期作品を鑑賞。1939年の映画である。古い。が、それにしては2時間半と長い。物語は典型的メロドラマである。いわゆる「芸道三部作」の一つで、歌舞伎役者である夫に献身して出世させ、自分は病死してしまう妻の物語。ああ、なんと悲しい。最後は人々から喝采を浴びる夫の姿と、貧乏長屋のせいべい布団の上で息を引き取る妻の姿が対置されて終わる。 メロドラ . . . 本文を読む