審判 (その2) 2009-02-08 22:11:12 | 本 (昨日の続き) この『審判』はカフカが残した三つの長編の一つだが、コンパクトにまとまっていて結末もちゃんとあり、カフカ世界のエッセンスを手っ取り早く味わうには一番適している作品だと思う。ヨーゼフ・Kはある朝わけも分からず逮捕され、裁判所に行ったり弁護士と会ったり色々手を打とうとするが空しく、一年後にやってきた二人の役人の処刑されてしまう。簡単にいうとそれだけの話だ。非常に分かりやすい構成になっ . . . 本文を読む