アブソリュート・エゴ・レビュー

書籍、映画、音楽、その他もろもろの極私的レビュー。未見の人の参考になればいいなあ。

慟哭

2008-03-21 22:21:22 | 
『慟哭』 貫井徳郎   ☆☆☆  貫井徳郎のデビュー作を再読。  これはあっと驚く結末がウリのミステリである。ジャンルでいうと叙述トリックものということになり、つまり作者が読者に対してトリックを仕掛けるタイプのミステリだ。ややこしい謎をあーでもないこーでもないと名探偵が推理し解き明かすというシロモノではない。だからあっと驚けるのは初読の時であって、そんなものを再読してレビューするなというご意見 . . . 本文を読む