どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『秋野不矩展@平塚市美術館』なのだ

2019年10月21日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

ぼくらわ 平塚市美術館12月1日まで開催している<秋野不矩展>を見に行ったのだ



ぼくらがなんで遠い平塚まで行って秋野不矩展を見に行ったのかというと えこうわ 2008年に秋野不矩展を見ていて ぼくわ 見たことなかったし えこうもまた秋野不矩さんの作品を見たいからなのだ


ぼくが気になった作品なのだ

<オリッサの寺院>なのだ(※最後から2番目の展示室わ 部屋の中央の四角い線の内側からなら 写真撮影がOKだったのだ


横幅7メートルのある大作なのだ

背景に金箔を貼っていて オレンジ色の壁の3つの寺院と 6つの塔がそびえ立つのだ 遠目から見ると ほぼシンメトリーっぽくて バランスがいいし 色も調和が取れているのだ


<朝の祈り>なのだ(※えこうが前に撮った看板なのだ)


前々から見たかった作品で 念願が叶ったのだ

石の地面の上に 赤いサリーを纏った女性が 白い粉などで家の前に 信仰する神様のシンボルを描いていているのだ

あと その神様のシンボルの上に 散華しているかのような 黄色の花々が白い地面に良く映えていたのだ


展示室から撮った写真を載せるのだ









ぼくわ 秋野不矩さんの作品を 今回まとめて見たけど 不矩さんの作品を通じて インドを旅しているように思ったし 異国の題材と日本画に組み合わせわ 不矩さんの力量がすごいからなんだけど なぜか しっくりくるし 今回わ 見れなかったけど インドへ行く前の作品とかも見たくなったのだ

すっごく遠いんだけど いつか 浜松にある秋野不矩美術館へ行ってみたいと思ったのだ
 


ここから先わ えこうの感想を載せるのだ

平塚市美術館 <秋野不矩展> 12月1日(日)まで

http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/page14_00168.html




展示構成

1.秋野不矩 新たな日本画を求めて

2.秋野不矩とインド

3.秋野不矩の絵本原画

秋野不矩さんは、50歳を過ぎてからインド東部のシャニチニケータンのビスバ-バラティ大学。現:タゴール国際大学)に客員教授として日本画を指導しており、亡くなるまで14回もインドを訪問したそうで、今回展示している作品はインド滞在のものがほとんどで、約50点を展示していました。

あと、最後の方の展示室の1つは、部屋の中央からなら写真撮影がOKでした。


気になった作品

7.インド女性

金箔を貼った背景に全身を覆うように赤いストールみたいなのを纏った女性が描かれており、描かれた女性のモデルになったのは、ダイアナンダという女子学生で真紅のストールを着て尋ねてきた時に、ハッとする美しさだったのでスケッチをしたそうです。

立ち姿とストールの赤が美しい。作品をよく見ていると人物を描いた後で、金箔を上から貼って手直しをしている部分もあった。


11.女神ナギニー

コナラクノスーリヤ寺院の入口を登るとダンスホールがあり、そのホールを囲む石柱に刻まれた小さな棚の中の女神ナギニーを拡大して描いたものだそうです。

最初に展示していたNO.39<ラージャラーニー寺院Ⅱ>と同じように下半身がヘビで尻尾の部分が柱に巻き付いており、上半身には蓮の花?の蕾を持ち、少女のように優しく微笑む女神ナギニーが可愛らしく、画面全体の色が金色に近い黄土色で描かれ輝いて見え神々しい。


15.砂漠の街

ラジャスタンの砂漠のゆく街にある城塞の跡を民家にしている家を描いている。少し赤みのある城塞の壁に扉がいくつも付けられ、真ん中の扉の奥にはうっすらと人影が描かれており、生活の一端がうかがえる。


19.土の家[生命の樹]

ビハールのマドバニ村落の黄色い壁の家に白と茶色で命の木が壁一面に広がってデザインされている。おそらく乾いた大地だから命をもたらす木などの植物へのあこがれを表したものだと思った。

秋野不矩さんは、この家のある場所を通る時、明るい気分になると言っていたが、澄んだ空、黄色の壁の家の作品は、見ているこっちも明るい気分になってくる。


24.土の家[C]

マドバニ村落の白い壁に壁絵が描かれおり、子供のような精霊や、赤紫のような花などの簡単な模様が可愛らしい。


25.村童

様々な模様のある白い壁掛けの前に、目の前に手をかざして祈っているかのような子供が描かれている。壁掛けの象や鳥(孔雀?)などの独特な模様が美しい。


26.朝の祈り(※以前見た展覧会の看板を撮ったもの)


解説には、こう書かれています。
『南インドの寺院のまわりに住むブラーミンの家々では、毎朝その軒下の地面にその家の信仰する神のシンボルを描く習わしがある。』


35.渡河 ※右の作品


↓クリックすると大きな写真で見れます。


氾濫するダヤ川、滔々たる流れを下る水牛の群れだそうで、氾濫する川を描いているが、災害にも怯まない雄大さを感じる。


39.ラージャラーニー寺院Ⅱ

展覧会のポスターにもなっていて最初に展示していた作品で、下半身がヘビのナーガ神?で2本の柱に巻き付いている。左が男性で、右が胸が出ているので女性の神様のよう。乾いた感じの黄土の柱がいい。


41.オリッサの寺院


↓クリックすると大きな写真で見れます。


解説には、こう書かれています。
『オリッサ州、ブバネシュワールムにある、リンガーラージャ寺院、ラジャラニ寺院、ムクティシュワラ寺院の3つの寺院を組み合わせ1つにした作品。かなり前から構想をしていて、3枚のバランスがとても難しい。』


44.ガンガー ※左の作品


↓クリックすると大きな写真で見れます。


雨季の晴れ間に陽がさし黄金に輝くガンジス河を渡る水牛たちがえがかれており、黄金の川が雄大かつ、神秘的。


46.砂漠のガイド ※左の作品


↓クリックすると大きな写真で見れます。


解説には、こう書かれています。
『最後の海外旅行となったアフリカのサハラ砂漠を赴き、特徴的な風紋の向こうにガイドを描き、見果てぬ画境を追い続けた不矩の気持ちが表れている。』


49.絵本原画 きんいろのしか(23点)


↓クリックすると大きな写真で見れます。
  


展覧化のチラシの画像も載せます。(クリックすると大きな画像で見れます。)
 


11年振りに秋野不矩さんの作品をまとめて見れてすごく満足しましたし、どるちの方でも書いてますが、作品を通じてインドを旅行しているというか、インドに滞在しているような感じに思えました。

東京などからだと平塚は遠いですが、素晴らしい作品が展示していますし、オススメなので遠征してみてはいかがでしょうか?


本当はこの後、気になったお店でランチをしようと思ったのですが、美術館からは遠くて平塚駅の南側で1キロくらい徒歩で離れていたので、食べに行っちゃうと帰る時間に間に合わなくなるので、泣く泣く諦めてコンビニでおにぎりを買って遅めの昼食を済ませました・・・。


今回も素晴らしい作品を見ることが出来て大満足でした。

ありがとうございます。



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
コメントありがとうございます。 (どるち & えこう)
2019-10-23 23:41:15
いえいえなのだ

<ヤンモ>わ 駅からも遠いし 美術館のある方と逆方面で大変だから チビクロさんが 無理だと思ったのであれば 違うお店でランチをしてくださいなのだ(どるち)

返信する
Unknown (チビクロ)
2019-10-23 23:16:00
図々しくもすみませんですにゃ。
ありがとうございますにゃ。

インドかぁ、行ってみたいですにゃ。
チビクロ方向オンチをなんとかせねば‥
返信する
コメントありがとうございます。 (どるち & えこう)
2019-10-23 20:38:05
チビクロさん

こんばんわなのだ

確かに 平塚市美術館わ 目の付け所が違っていて 良い展覧会開催しますねなのだ

ぼくわ 初めて秋野不矩さんの作品を見れて嬉しかったし インド治安が怖そうだけど あんな風景なら インドへ行って見てみたいって ちょっと思ったのだ・・・(どるち)

気になっていたお店は、<ヤンモ>というピッツァのお店で、平日ならランチは1300円からみたいです。

お店のHPには、徒歩だと13分かかるそうですが、バスだと、『平塚駅南口からバス西海岸行き』に乗って5分後くらいに『浜岳中学校前』で降りて、そこから衣料品店のしまむらへ向かえばいいみたいです。

↓こちらがお店のHPです。
https://foodplace.jp/jammo/

↓こっちは食べログのページです。(えこう)
https://tabelog.com/kanagawa/A1404/A140407/14070858/
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Unknown (tibikuro2014)
2019-10-23 19:55:18
こんばんわですにゃ~、どるち & えこう さん。

平塚市美術館って、いい展覧会しますよね。
深堀隆介さんとか。
センスのいい学芸員さんが、いるのですにゃ。
チビクロわ、ノーマークだったから、
早速来週にでも、行こうと思うのですにゃ。

もしよければ、行きたかったお店
教えてくださいませんかにゃ?
かわりに?!食べてきますにゃ。
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