崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

ポピュリズムが消えた

2017年10月23日 05時57分17秒 | 日記

 昨日いつものように教会に行った。教会の正門の近くの左側に貼られた選挙候補者のポスターが目にはいる。今度の選挙では町角演説やスピーカー宣伝の音響、テレビ報道も少なく感じられた。以前は拍手部隊を動員し、広場演説集会などが中心であり、選挙の雰囲気か、熱風か、順風・逆風などで表現された。今度は全体的に静かな選挙期間であった。閑散たる村町の現象であって都会とは大いに異なるかもしれない。しかしここも日本であり全体の状況を示すに違いないだろう。静かな雰囲気から私は成熟した民主主義を感ずる。大きい結果の選挙であった。特に私には小池劇場のポピュリズムが消えたように思われた。国民は民意を行使する正しい識見や批評、政見の力を持っていると感じた。これは他の周辺隣接国家にも影響してほしい。