崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「嘘を付けない日」

2015年04月01日 05時20分24秒 | 旅行
下関の北東40キロほどの閑散とした美禰駅に着いて数十歩、歩いた川辺両側の桜が曇った空を薄ピンク色に染めていた。民団議長の黄正吉氏(61)が愛犬を連れて待っておられ案内。桜の花を見る視線が自然に止まる家が彼のご自宅である。その二階建ての「黄正吉」の表札の家に入るとシャーガルの絵などが掛けられていて展示室に入った感じ。こまごまの飾りの中央の堀コタツ畳式のテーブルに座り外の借景の景色、贅沢な花見とご婦人の心づくしの手料理を楽しんだ。、黄氏曰く「余生を生きるのではなく、余力を生かす」というので私は論語の「行有余力即学而…」などで応対して対話が広がり深まり、スマートフォンでFBを開き拙著の話に移り、二人の読者を得たところで帰宅。
 暗い帰りの道では新車のナビに頼ってみた。設定が上手くないのか3回も高速道路の方へ案内されてしまって戸惑った。私の風水的な道案内はナビと言われるほどでも暗い夜は機能マヒのようであったがそれでも私のナビがカーナビに優先して無事に帰宅した。今日は4月一日、エ-プリルフールで軽い嘘をついても許されるという。嘘の多い社会では意味はない。正直な社会での話であろう。多様な嘘社会では今日だけは「嘘を付けない日」にしては如何であろうか。