崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

軽卒な大統領

2012年08月11日 04時36分42秒 | エッセイ
オリンピックの日韓サッカーゲームを見ながら韓国側のシュートの上手さと李明博大統領のシュート(竹島訪問)が対照的に思える。日韓領有権の敏感さをサプライズとしたのは軽卒であろう。ここ10年余、日韓関係が安定的に友好的であるのを壊すような行動である。日本はそのシュートに事後対策のディフェンスの非難の空論を続けるだろう。人気のない大統領の業績作りとか、「政治利用」、反日的な内政とか、評論家たちの話題のトピックになるだろう。外交の太いパイプをもって事前協議をすることが重要である。
 しかし以前とは違って一般民衆は政治戦略にそれほど揺れないように友好の堅い基盤を築いている。韓流ブームのように韓国でも日本文化が好きな層が厚い。ただ韓国は反日思想が深く、善し悪し含めて政治にも影響しているから場合によっては危険な要因になりうる。金大中大統領の偉大さと李大統領の軽卒さがもっと問題である。