崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

金銀争奪戦

2012年08月05日 05時08分55秒 | エッセイ
 オリンピック映像を楽しく見ている。その楽しさには勝敗、競争、争奪の場面がある。メダルの数も気になる。金、銀、銅のメダル数を比較してみると現在金メダルが韓国の9に対して日本は2、銀メダルは日本が10に対して韓国が3、ある人は銀が金+良という漢字解きまでして日本が優位だと言う。映画賞などでは優位の順位に大賞などがあり、ミスユニバースでは真善美ともなっている。昔学校では優等賞、皆勤賞などがあった。運動会では一等賞などがあった。オリンピックの優勝順位がなぜ金銀銅なのでだろう。金銀銅が鉄器文化を象徴するのだろうか。金銀は貴金属であるが、銅は電線などに使われるものであり、たまには銅像の材料になっている。北朝鮮は金だけ5個である。純金主義のようである。
 金銀銅は第一、第二、第三つまりfirst second thirdの順位より面白い。「なぜ一番か、二番ではだめか」という言葉が有名になったが、順位を構わず真面目さを強調する意味深いことである。日本は「第二の経済大国」の地位を中国に譲らなければならなかった。今は鎖国の時代ではなく、世界がつながっているシステムのなかで国際的な協力と競争と争奪は避けられない。金銀の争奪戦のようなオリンピックは善し悪しはあるが、健全な国際化にも貢献している。映像から目が離れない。 
国名 金 銀 銅 計
1 米国 26 11 15 52
2 中国 25 16 12 53
3 英国 13 7 8 28
4 韓国 9 3 5 17
9北朝鮮 4 0 1 5
14 日本 2 10 12 24