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RICHARD WRIGHTの俳句(3)

■今日は睡眠不足で、調子悪かった。昼間何もできず。午後、雨。夕方、遅い昼飯を食って早めの風呂に入ると、かなりリラックスできたようで、調子がいい。ライトの俳句を読めた。

(Original Haiku)
Keep straight down this block,
Then turn right where you will find
A peach tree blooming.


(Japanese version)
この道をまっすぐ行って
右に曲がってみなよ
一本の桃の木が満開だから


■blockはareaあるいはstreetsだから、ある一定の広さの街並みが浮かんで来る。<このブロックをまっすぐ行って>としても良かったが、音の関係で「道」にした。where you will findは気づきを表しているので、もっともぴったり来る日本語は、「けり」だろうと思う。「けり」がうまく全体にはまらなかったので口語的に訳出してみた。非常に美しい三行詩だと思う。暗誦したくなる。以上を踏まえて、ライトに触発された詩を書いてみた。

(Inspired version)
旅人はこの道を行け
右に曲がれば
一本の桃は咲き満ち
ことごとく今歌の中
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飴山實を読む(2)

旧暦、4月14日、水曜日。

7時間眠ったが、途中、目が覚め、5時間程度しか実質眠れていない。そのため、調子は悪い。もう少し、強い睡眠薬にした方がいいかもしれない。明日病院に行くことにする。江戸川に散歩に行く。土手で横になって、しばらく、風の音を聞いていた。空から、雨粒が落ちてきたので引き上げる。緊急の課題は、「睡眠障害」の改善であろう。この局面のコンセプトは、2つある。「質のいい睡眠の確保」と「身体のリラクゼーションを通じた精神のリラクゼーション」午後は、軽く運動して、風呂に入ってくるつもり。

しかし、元気が出ない。川原で、新緑を眺めながら思うのは、歴史と社会の罪深さと自然の無垢さである。ぼくの中の自然がプロテストしている。悲鳴を上げながら。



わが畑のはしりの胡瓜もまれをり  『次の花』

自分の畑で慈しんだ胡瓜は、さぞうまいだろう。食を詠んだ俳句は多くあるが、いいなあと思うのは、そこに食に対する愛があるときである。命をいただく感覚が底流にあるときである。この句は、丹精込めて育てた胡瓜を、奥さんが胡瓜もみにしているのだろう。その様子を、作者が、おそらく無言で見守っている。二人の間には、夫婦の歴史があり、言葉はないが、言葉を越えたコミュニケーションがある。そうしたなんともいえない落ち着いた空気がこの句には漂っている。
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