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北と南(6)

旧暦4月11日、日曜日、

朝起きた瞬間から耳鳴りがひどくていたたまれず、発狂しそうになる。江戸川に行き、しばらく風に当たる。土手のゴミ拾いのボランティアグループがやってきたので、引き上げる。昨日は、比較的落ち着いていたのだが、今日になって、また、ひどい耳鳴りで、とくに朝、起掛けと就寝時にひどくて、身の置き所がない。昼間、仕事部屋にいるとひどくなるので、なるべく、家族と一緒にいて、気を紛らわせるようにしているが、それでも、仕事部屋にまったく入らないわけにもいかず、パソコンから、四六時中、野鳥の声を流している。

生活構造の中にストレス要因が複数あったところに、納期の厳しい仕事を連続的にやらざるを得ず、それが引き金になったものと思う。思い切った療養と生活パタンの変更をしてみるしかないかもしれない。

朝と就寝時に、耳鳴りひどくなるのは、朝晩は、脳へ行く血流・リンパ液の量が減るからではないだろうか。確かに、散歩から戻って、何か口に入れると一時的に耳鳴りが収まるのである。マッサージ・指圧の効果もこれを証明している。この仮説が正しいとすると、対応策は2つ出てくる。一つは、脳へ行く血流・リンパ液の量を一定量確保するために、バランスの良い食事をして、毎日運動してみるということ。二つは、もともと、生活構造にストレス要因が組み込まれているのだから、当該のストレス要因を排除する。この2つを、この一ヶ月実践してみようと考えている。



ハーリー

沖縄で旧暦5月4日に行われる豊漁祈願の船レースが「ハーリー」である。男たちはサバニという漁船を競漕に使う。船腹に波模様を描くなど化粧を施した船が、三艘で勝敗を争う。糸満など沖縄本島南部の漁村に伝わる。糸満では「ハーレー」と呼ぶ。那覇では、龍の彫り物に飾られた爬龍船を「ハーリー」と呼ぶ。琉球王朝の伝承が残る那覇だけのものであるが、那覇では子供の日の5月5日に42人乗りの大型船が繰出す(『語りかける季語 ゆるやかな日本』宮坂静生著 岩波書店から)。

爬龍船ゴールにかざす櫂そろふ   安次富哲

爬龍船(ハーリー船)
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