曇天空模様

2010年06月19日 23時59分59秒 | 日記
本来ならば休みであるはずの土曜日ですが…
補講日ということで月曜日の時間割での授業がありました。
明後日にはまた月曜日がやって来るので、何だか不思議です(・ω・)


3限は「京都文化論」。
京焼について今まで授業が進められてきましたが、ついに明治から現代にかけての京焼が紹介されました。
昔に比べれば京焼は窯元も減って衰退していることは私も知っていましたが、何故廃れていったのか…
先生曰く「伝統を守り続けたから」だそうです。伝統は「守り」に入ってしまうとおもしろくない。京焼から分かれた楽焼が今でも人気なのは、茶碗だけに留まらず前衛的・挑戦的なオブジェなど、そのバリエーションを徐々に広げていき、その過程で「伝統」と「革新」のバランスを失ったのが京焼なのだと…。
合わせて、同じ京都ブランドの中でも京料理や京菓子は現代人の趣向に合わせて時代と共に変わってきているらしく、今まで薄々気づいてきたことにようやく確信を得た次第です。確かにそうじゃないと売れません。
最近よく「京都の伝統」について疑い考えることが多いのですが、実はかなり人為的なものであるということは、観光客の多くは知る由もありませんね…。

5限の「教師論」は学級づくりの話。
ある小学校の学級に1年間密着したVTRを観ましたが、あそこまで出来れば素晴らしいだろうな…というものでした。
もちろん理想に終わらないのがいちばんなのですが、同時に小学校・中学校・高校それぞれの教育の役割についても初めて考えた時間でもありました。あんなに心の底から純粋な意見が出る・引き出させることが出来るのは小学校ならではだと思いますし、その上のステージでは、それが基になってくるのでしょう。
終わってからは一緒に授業を受けていた友達とキャンパスを延々歩き回りながら1時間以上も教育論争を繰り広げ、久々に熱く語り合うことが出来ました。


写真は鷹峯の長坂街道。
京の街はこうやって新旧混在している様子がおもしろく、楽しいのです。

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