西尾治子 のブログ Blog Haruko Nishio:ジョルジュ・サンド George Sand

日本G・サンド研究会・仏文学/女性文学/ジェンダー研究
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サンドのお孫さん

2013年03月15日 | サンド研究


Petite fille de George Sand

http://www.ina.fr/video/CAF97037747/petite-fille-de-george-sand-video.html




サンドが亡くなった時、孫娘のオロールさんは10歳でした。

サンドは白髪で無口でしたが、もの静かで、人の話をよく聞き、質問されると丁寧に応じていました。
理性的で、その判断は何ごとも正しかったのです。
フロベールやナポレオン三世もよく覚えています。
サンドは先の事、未来をいつも見つめている人でした。
とても自由な精神をもっていました。
勇気ある女性で、自分のことを隠さなかったため、多くの批判を浴びました。

左翼的貴族だったと言えるのではないですか?
ーはい、その通りです。

大変、率直な人でした。サンドの母方は鳥屋で民衆階級出身だったのですが、
18世紀の哲学者たちと友人関係にあった貴族の祖母に育てられたのです。

現代文学への影響は? 
ー サイエンスフィクションまで書く、前衛的ともいえる作家でした。

よくタバコをたくさん吸っていましたた、特に仕事をするときは。
サンドは決して自分の書斎で人と会う事はありませんでした。かならず階下の客間に降りてきたものです。
彼女は不当に扱われたのです、多くの無理解や誤解、過った見解。
サンドは非常に教養があり、とても自然に極めて貴族的、自由な精神をもっていました。
いつも生きていたのです。とても賢く、言い訳をするということがありませんでした。
何ら隠すことなく、自分の人生を公にした、それがゆえ人から誤解を受けたのです。
ショパンは病気でした。音楽の芸術家であり、素晴らしい天才だったが、気難しい性格だったのです。
サンドは彼を子供のように面倒をみたのでした。

ヴィデオのインタビューでは、おおよそ上記のようなことをサンドのお孫さんは、話されています。

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