西尾治子 のブログ Blog Haruko Nishio:ジョルジュ・サンド George Sand

日本G・サンド研究会・仏文学/女性文学/ジェンダー研究
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Jose-Louis Diaz 講演会《バルザックと現代生活》学習院大

2016年05月21日 | 講演会 Conference

昨日5月20日はMonsieur Jose-Louis Diaz の講演会。
テーマは《バルザックと現代生活》。目白の学習院大学にて。

バルザックはゴーチエより前にモデルニテについて考え、この言葉を使用していた、動く記号表現、現代性を見るだけではなく聴き取ることができ(現代性の音楽)それをさっと描ききる速記者としてのバルザック、ボードレールが「現代生活の画家」と表現したバルザック。小説的詩人。ラスチニャックやヴォートランではなくBixous を介して分析するバルザックの小説世界、フロベールが多用した自由関節話法、バルザックと自由関節話法の関係は?等々。
バルザックの専門家ではない者にとっても、たいへん興味深く刺激的な講演。院生の学生さんたちも大勢参加していて、質問も多く、大変充実した内容でした。

29日には(午後13時から14時45分)、日本フランス語フランス文学会春季大会(学習院大・Bat.Ouest2.salle 302)にて、ジョゼ・ルイス・ディアズ先生による « Les victimes du livre »とするご講演が予定されています。

講演会の後、仏文学研究室で懇親会。立食パーティには、美味しい食べ物のほか、ワインや飲み物がたくさんあり、学習院といえば皇室と関係が深くて敷居が高いのではと思っていたのは思い違いで、皆さん、とても気さくでいらして素敵な方ばかり。
研究室の皆さんで26日のブリジット デイアズ講演会の宣伝をして下さるとのこと、感謝感激です。
本当にありがとうございます!!
たくさんの美味しいワインも、ご馳走様でした❗

なお、28日(土)のバルザック・サンド合同研究会(10h-12PM、学習院大)では 、ジョゼ・ルイス・ディアズ先生が、« Sand et Balzac : deux écrivains en vitrine»、ブリジット・ディアズ先生は « Balzac-Sand : Deux romanciers en correspondance »のテーマでお話下さいます。こちらもとても楽しみです。




http://blog.livedoor.jp/porte21/
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