いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

愛国心に富んだ合衆国財務省諸君に告ぐ

2011年07月30日 14時40分03秒 | 経済関連
こうなったら、奥の手を使うよりありませんぞ。
伝統あるUS Mintの名に賭けて、デフォルト危機から救うべく、行動しよう!(笑)

漫画などでもよくある定番のネタとして、お金が足りない、何か重要なことを達成する為の資金が全く届かない、というような場合に出てくる場面が、①ブタの貯金箱などをガシャン、②人生ゲームのような”こども銀行1億円”などとか書かれた紙幣もどきを出す、③自分の肖像画などを勝手に書いた自作紙幣を出す、などといったものがありますね。

合衆国政府が持ってるブタの貯金箱をガシャンとやってみてもお金は出てくるはずもなく(持ってないか)、こども銀行紙幣も持ってないでしょうし紙幣の発行権も持ってないでしょうから、どれもダメなことはダメなんですがね。
けれど、硬貨は発行できるらしいので、それを考えてみてはどうか、という提案があったようなのですね。

2011-07-22 - himaginaryの日記

ただ、米国の法律がどうなっているのかは知りません。額面で1ドルという硬貨を作る場合に、含有すべき金などの貴金属(普通は金、銀、プラチナか)の最低重量などが定められているなら、その分量の実物金属を用意せねばならないことになるので、現実に鋳造するのは不可能になってしまうでしょう。もの凄い重量が必要になってしまいますので。
ですが、例えば直径15センチくらいの巨大硬貨を鋳造して、「これは1兆ドル硬貨だよ」ということで決められるなら、流通させるものではないので、問題ないのではないかと。いや、もっと極端なことを言えば、自分の顔だろうと適当に掘った文字だろうといいので、「これが1兆ドル硬貨だ」ということで決めつけてしまえるなら、直ぐにでも発行できそうなのだけどね。

話は少し離れるが、拙ブログでも政府硬貨発行という話を書いたことがある。
「1兆円金貨」でも作ってみるか?(笑)

なので、発想自体は何の問題もなさそうな気がする。一時しのぎであろうと、FRBに担保として預けるか買い取らせて、当座に必要な支払い資金を引き出してもいいんじゃないですかね。デフォルトよりはマシではないかな、と。

大恐慌パニック後の1934年に「10万ドル金貨証券」を政府が発行して、FRBとの決済に用いたりしたそうではないですか。原理はそれと大して変わらないと思いますので、可能では。当時、金との兌換停止とか金流通停止にしていたそうですが、政府だけは金取引や金含有量変更が可能という制度に変えていったみたいです。
金本位制は維持困難となってしまったので、まあ仕方がないことでしょう。


ドルの減価というのは、長い年月をかけて行われてきたわけですが、1オンス35ドルの時代と今とでは、大幅に貨幣価値が下落してますね、ということでは。
これは、米ドルという通貨の「基軸通貨」としての終焉が見えてきている、ということなのかもしれません。英ポンドがその座を明け渡したのと同じように、米ドルにも交代の時期が近づいているとしても、不思議ではないのです。