紅白戦の第二ラウンドは残塁合戦、ロッテは13安打6四球ながらも4点しか取れず、一方のヤクルトは8安打2四球で1点とロッテの上をいく死屍累々の惨状でした。
その軸となったのは大松で、ポイントをやや前にしてファールになる打球でスタンドをわかせる目くらましは二死からのどうでもいいヒットと相まって埋伏の尚逸としては充分な仕事ぶり、初回の二死一二塁では見逃し三振、四回の一死一塁では併殺打、そして八回の二死二三塁では内野ゴロとどこかで一本でも出ていればどうなったかは分からない試合だっただけに、ヤクルトファンからすれば疑念のまなざし、さすがに明日はスタメンから外れることになるかもしれません。
それはさておき初回、八回の走り方を見ればアキレス腱の状態に不安があるのか、あるいは心理的なブレーキがかかっているのか、ちょっと心配ではあります。
二木は開幕4連勝、8回途中までを6安打1失点で今季二度目の3連勝の立役者です。
ここにきてもストレートの力に衰えが見られませんからこのままシーズンを乗り切れば二桁勝利も夢ではなく、地元開催ながらも候補が見当たらないオールスター戦の監督推薦での出場もかなり可能性が高いのではないかと、本音を言えばゆっくりと休んでもらいたいですが、リーグを代表する投手への第一歩ですから楽しみではあります。
一回り目はそのストレートをこれでもかと見せつけて、二回り目からは一転してストレートを見せ球チックに変化球を交えた田村のリードも冴えていました。
それだけに恒例となった不可解な継投で試合が壊れなかったのが、ある意味で不幸中の幸いです。
とりあえず投げさせてダメだったら、としか見えない二木の八回の続投は116球からでしたので前日の涌井との比較をするまでもなくツケを負わされた感があり、さらには走者がいるところでの松永は左打者が並んでいるところではありながらもロッテファンの悲鳴が聞こえるかのようでした。
いきなりヒットを打たれて絶体絶命になりながらも粘って無失点に切り抜けたピッチングには拍手ながらも、リーグ戦であればこうはいかなかったでしょう。
だから無駄な使い方はやめておけ、で三連投になった内は三日連続の15球で済んだのがこれまた不幸中の幸い、それでも明日はどんな展開でもお休みでお願いします。
ルーキーが115球からの中5日とはこれまた紅白戦の装いを彩る真中采配に追い風なのか向かい風なのか、常時10メートル以上の強風は星を苦しめての5四球で何度もチャンスをもらいながらもここぞでの一本が出ないのはお互い様で、リードと併せてまさに田村様々の一日でした。
弱っちいセントラルの底辺が相手ながらもヒットが出るようになったのは喜ぶべきなのか、スコアボードにたなびく球団旗を見れば上空はレフトからホーム方向に風が吹いていたようですからダフィーの打球が押し戻されたのは仕方なし、こればっかりは巡り合わせでもあるのでしょう。
いきなりサントスの走り打ちはこれまでと同じく高いバウンドになったのは偶然なのか、必然なのか、そこは激しく気になります。
また隠れたヒーローは香月と三木の下位打線で、ファールで粘っての香月に三木はサードの猛ダッシュに圧されることなく一球でバントを決めたからこその貴重な追加点だったわけで、それだけに本人も「えっ?」という表情を隠さなかった香月への代走が相変わらずだなと、このあたりは変わることないロッテです。
もちろん勝利を最優先にすればあって然るべき代走ではあるのですが現在のポジションでそれが最優先なのか、個人的には疑問でなりません。
また二回には四球にはなりましたが盗塁が出来る脚力ではない鈴木と三振の多いダフィーのフルカウントからのオートスタート、サントスは五回に無駄なホーム返球でピンチを広げるなどリーグ戦であれば致命傷になったかもしれないプレーもあり、ヤクルトが息を吹き替え前にトドメを刺すためにも明日は堅実にお願いします。
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◆6月10日(土) 千葉ロッテ−ヤクルト2回戦(ロッテ2勝、14時、ZOZOマリン、27,565人)
▽勝 二木 8試合4勝
▽S 内 22試合2勝4S
▽敗 石山 27試合3敗
▽バッテリー
千葉ロッテ 二木、松永、内—田村
ヤクルト 星、石山、近藤、ルーキ—西田
よそのチームの心配をしている余裕はありませんが。
相手がソフトバンクだったら逆転負けだったでしょう。
二木は少し球数が多かったですが、風が強い中でよく投げました。
3連勝しても借金が20あるチームで投げていて4勝負けなしは凄い成績です。このまま防御率2点台で10勝できないかな。
ダフィーの当たりは打った瞬間3ランだと思ったので残念でした。ああいう当たりが入らないことで、もっと飛ばさなければいけないと、余計な力みを生むのではないか、という気がしました。
実際、デスパイネは昨年までは言うほどマリンでHRを打っていませんが、今年はロッテ戦でしか来ないのに既にバカスカ打っています。
結局はロッテ投手陣のレベルが低いだけなのでしょうが。。
うちで恩返しのホームランを打たせる程、余裕は無いんで、勘弁ですけど、活躍を期待します。頑張れ大松!
そんなところが今のマリーンズを象徴してるかのようでした。
でも、そんな中でも目を見張るようなプレーも出ていますので、前向きに捉えていきたいですね。
6月ももう10日になりましたが、昨年の爆発を思い出して田村にはぜひ打ってもらい、三木ともども下位打線の核になって欲しいものです。
しかし、ヒーインの度にスタンドの入り状況に言及して明日は満員でお願いします、と言うのやめて欲しいです。必ず、だったら客呼べるプレーをしてみろ、と突っ込まれますから笑
勝ったようですね。
まあ、相手がYSですから…。
DeNA戦から参考になるでしょう。
紅白戦かオープン戦か。真中さん。
落合投手コーチが何やらメモしている姿が見受けられますが、いったい何を書いてるのやら見せて欲しいものです。
若手育成に目がいかないのはまだしも選手を破壊して辞めてくのだけは勘弁です。
最終回もピリッとしない内、あと一人出したら山田まで回る展開、パ・リーグだったら同点3ランがお約束てなもんです。
サントス・ペーニャの加入で尻に火が着いたようなダフパラですが、守備位置がなければ話になりません。
香月をサードで使い続けて欲しいものです。
香月のしぶといヒット2本。
三木の送りバントにタイムリー。バットが内側から出てくるスイングはいいですね。空振りが少なくなりました。
昨日の不満
8回表、二木続投させて先頭の山田に打たれて即降板。中途半端な断投。続投ならば同点逆転まで二木で通すべき。二木をエースに育てるためにも。
何か期待感があると、お客さんも増えるのよ。
二木は去年の経験がいかされてるもんね。
うれしい。
鹿児島の星だ。
こういう働き(ムードを変える。またはすんなり終わらない)が出来る選手が居なかったので、皆おとなしくなると、仲良しチームの特徴で、皆おとなしくなってた気がします。
交流戦後も、ある程度相手も対策は取ってくるでしょうが、秘打のこぎり山はマンガみたいな芸当ですね。