電脳筆写『 心超臨界 』

計画のない目標はただの願望にすぎない
( ラリー・エルダー )

かけがえのない家族 《 海中の道――宇野愛子 》

2025-02-15 | 06-愛・家族・幸福
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  世の中でいちばん大切なものは家族と愛
  ( ジョン・ウッドン )
  The most important thing in the world is family and love.
  ( John Wooden )


◆「海中の道」宇野愛子(75) 香川県琴平町
 (「朝晴れエッセー」産経新聞 R02(2020).04.30 )

夫の父は歴史が好きで郷土の歴史に精通していた。嫁いできたとき、学校で学んだことしか知らなかった私に郷土の偉人について熱く語ってくれた。今でも忘れられないのは大久保諶之丞(じんのじょう)という郷土史に残る人物の言葉であった。

「いつの日か瀬戸内海に道が通じて四国と本州を行き来する日が来る」

父はその言葉を心から信じていた。

私は人間が初めて月へ上陸したときには、子供のころ読んで育った鉄腕アトムの影響で不思議な気持ちはしなかった。

けれども短大時代に本州へ渡るとき、連絡船に乗り換えて、1時間海を見つめてきた私は、そんな大きな深い海に道ができることなど考えにも及ばなく奇跡を聞いている思いであった。

月日がめぐって私が3人の子の母になったとき、私は再びその言葉をニュースで耳にした。それは瀬戸内海の小さな島々を拠点にしてつり橋を架けていき、本州と四国をひとつなぎにする巨大な橋の計画だった。

長い長い工事の果てに海中に1本の道が現れた。銀色に輝くつり橋は優しい姿で、本州に近づくにつれて息子が遊んでいた超合金のグレートマジンガーを思わせる優雅で力強い橋であった。

私は父に一目見てもらいたかったと心の底から思った。父は私に海中の道を語ってくれた3年後に病で天に旅立ってしまった。瀬戸大橋を見るたびに私は「お父さんに見せてあげたかった…」と思わず口にしてしまう。

父の心はひとすじに偉人の言葉を信じていた。未来に夢を見つめていた。
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