電脳筆写『 心超臨界 』

真の発見の旅は新しい景色を求めることではなく
新しい視野を持つことにある
( マルセル・プルースト )

こころの一冊 《 「ティナのおるすばん」――後藤啓子 》

2024-07-15 | 06-愛・家族・幸福
電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。

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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️:https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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  人生は良書だと思う
  深く入り込めば入るほどより豊かな意味が見えてくる
  ( ハロルド・S・クシュナー )
  I think of life as a good book. The further you get into it,
  the more it begins to make sense.
  ( Harold S. Kushner, American rabbi, 1935- )


8歳のティナはドイツの女の子です。お母さんが1泊2日で出かけなくてはならず、初めてたった1人でお留守番をすることになりました。お父さんは仕事で外国、おばあちゃんは老人ホームです。「もうすぐ9歳だもの大丈夫」と張り切ったのですが、1人だけで立ち向かう世界は生やさしくはありません。


「ティナのおるすばん」
 ( イリーナ・コルシュノフ・作、石川素子・訳、矢島真澄・絵、徳間書店 )

社会への一歩踏み出す鍵―― かいだんぶんこ・後藤啓子
(「こころの一冊」09.11.06日経新聞(夕刊))

新型インフルエンザで児童館の催しが中止されるなど、子供たちの生活も変化を余儀なくされています。こうした日ごろと異なる日は、彼らにどんな体験をもたらすでしょう。

8歳のティナはドイツの女の子です。お母さんが1泊2日で出かけなくてはならず、初めてたった1人でお留守番をすることになりました。お父さんは仕事で外国、おばあちゃんは老人ホームです。「もうすぐ9歳だもの大丈夫」と張り切ったのですが、1人だけで立ち向かう世界は生やさしくはありません。いじめっ子とけんか、先生とはぎくしゃく、親友のアネッテには盗みを疑われる、その上鍵を忘れ、いじわるい管理人さんに開けてもらうはめに陥ります。

けれどもこれらを通して、ティナは今までお母さんに守られた中では見えなかった社会のありよう、人の本当の姿を知り、素晴らしい一日だったと思うのでした。子供はこうした一歩を踏み出すことで、自分の人生を開く鍵を見つけていくのでしょう。
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